小柄な体と愛らしい眼をしセミロングの髪をサイドアップにした
彼女は今年の新入部員であり、幼い頃からの憧れであった
チアリーディング部に入部し持ち前の明るさと運動神経が認められ、
今回の発表ではトリの大ピラミッドのトップを任されるほどであった
「私が小さかったから、たまたまですよ~」
と、照れ隠ししながらも誰よりも熱心に練習に励んでいたのは
部員と、彼女の家族の誰もが知っている事であった
「イェィ!」
そして演技はラスト、部員11名による大ピラミッドとなった
軽い高揚感の中、彼女は練習で身につけた以上の心からの笑みを
浮かべながら、ピラミッドのトップで手足を大きく開いたポーズを
とり観客席を見回し、応援に来ていた父親と母親を見つけ
一際大きな微笑を見せようとした瞬間、
ほんの一瞬…本人も知覚できなかった一瞬ステージに誰か
知らない人間が居たように感じた次の瞬間、彼女の意識はハジけた
最初に気が付いたのは彼女を片足を肩に乗せた彼女の先輩だった
肩に乗った足が一瞬痙攣した後脱力していくのを感じ、彼女が
失敗しそうになったのが自分でフォローできたのだ、と安心し演技を続けた、
娘の雄姿を納めようとデジカムのアップで映していた父親は
娘の表情が先ほどまでの太陽のような笑顔では無い、
焦点の合わない瞳に、小さな口から舌をだした淫靡な笑顔で
あることに衝撃を受け
観客たちは、見上げる形になるピラミッドの頂点の少女の
プリーツスカートの中にあるスパッツの目に見える程の染みと、
そしてスポットライトを浴びてキラキラと輝きながら垂れる液体に動揺し
ある者は顔を背け、またある者はカメラに、携帯に、ソレを写し始めた
突然押し寄せた限界を超えた快楽で、彼女にはもう明確な意思は残って
いなかった、彼女の痴態を最も良く見える位置に押しとどめていたのは皮肉に
も
体に染み付いた練習の成果であり、半ば意識を喪失しながらも
彼女はバランスを崩すこと無くピラミッドの頂点でその痴態を晒し続けた、
変化した観客席の空気を感じながらも、練習どおりの演技を続ける彼女に
部員たちは異変の原因に気が付かないままピラミッドの体型は続いて行く……
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