透明人間2日目。
朝の9時、僕は少し人通りが少なくなった時間帯を選び、近所を歩き回った。物色である。おばさんではなく、若い奥さんを探した。
夜の営みを毎晩していそうな奥さんである。忍び込むにも、アパートは狭いので却下。やはり、広い一軒屋がいい。
物色していると、家の駐車場に車を入れる女性を見つけた。僕の家から、たった6軒隣の今川さんの奥さんだった。年上の30歳くらいの方だ。
幼稚園に、子供を送ってきた感じだった。家に忍び込んで、調査を開始する。
入ってすぐに話し声が聞こえた。奥さんとそのお義母さんが話をしている。僕は、そのまま2階に上がり、夫婦の寝室を探した。
突き当たりの部屋が夫婦の部屋になっていた。入ると、荷物が多くて狭い。これでは、自分の居場所がない。気配で気づかれてしまう。
いろいろ考えたが、無理そうなので他を探すことにする。そう思い、部屋を出た。すると、奥さんが階段を上がって来ていた。
逃げ場もなく、慌てて寝室の奥に逃げ込んだ。すぐに、奥さんも入って来て、僕の身体は奥の隅で固まってしまいます。
ドアは閉められてしまい、逃げられなくなります。奥さんは、そのままベッドに寝転がります。仕方なく、壁にもたれた体勢で奥さんの監視開始します。
布団を被り、二度寝の体勢です。僕は逃げ出すために、奥さんが寝るのを待ちます。5分程して、少しずつ壁から身体を離し、ドアの方に近づいて行きます。
奥さんに気づかれないように、彼女の顔を見ながらそぉーとです。
途中、奥さんの目が開き、僕の動きが止まります。しかし開いた目を見ると、どこか飛んでしまっていました。
『どこかおかしい。』と思い、奥さんの全身を見ると、布団の下半身の部分が少し盛り上がり、中が小刻みに揺れています。
『もしかして、奥さんオナニーしてるのか?』、僕は動きを止めて、自分の居場所を確保。そこで、奥さんの監察を始めました。
『ハァ~、』と声が出ました。これは、間違いないです。僕も自分の股間を握り締めて、ゆっくりと始めます。夢に見た時間でした。
ほんと、布団がジャマです。小刻みに揺れている中が分かりません。僕も、タイミングを合わせるのに必死です。
恐れていたことが起こります。奥さんの動きが少し速まり、『ハァ、ハァ、ハァ~、』と蚊の鳴くような声が出たのが終了の合図でした。
そんなタイミングに合わせられるはずもなく、僕のモノは萎んでしまいました。
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