友人に囲まれながら、些細な事にケタケタと笑う姿は、いつもと何も変わらない見慣れた光景
俺が、自分の講義の部屋から遠回りし、廊下を歩きながら貴女を目で追い、貴女の笑顔に朗かになり、貴女の胸を見て邪になり、恥ずかしく思い足早に去るのもいつもと何も変わらない見慣れた光景
貴女は鞄に荷物を片しながら、ふとランプが点滅している携帯を開く
メール着信の表示
ボタンを2回押すと、画面には男からの文字が写る
僕は貴女の左側から、肩越しに覗きこんで画面を読む
やっぱヤリ足りねー!
今日は、半日だけの日だろ
いつもの場所で便器だよ
ちゃんと準備してろよ
締め付けられるような感情になり顔を覗きこむと、一瞬だけ貴女は眉を泣きそうにしかめ、すぐに口元に軽い笑みと、トロンとした目元の・・・あの時間の時と同じ表情になった
僕は貴女に触れないように少し離れて、荷物を片付け立ち上がり、歩く姿を眺めた
それを初めて知ったのは、貴女が男を望んでいないと知った日だった
僕は触れるはずもないのに、男の肩を掴もうとし、男を殴ろうとし、右手が男の頭を通過した
その瞬間、男の感情が棒の体に入ってきた
耳で聞こえる男の声と、少しずれて同じ言葉が違う声色で鳴り響いてた
ドロドロとした何かと熱い快楽がグチャグチャに混ざった空間で、満たされた制服欲と破壊衝動が交互に雷のように突き抜ける
男がセックスの対象を複数持ってる事や、彼女を一番使い心地がよく便利な玩具だと思っていること・・・
ありえないくらい汚い行為や下品な事を強要させて、体を売らせて寄生しながらいきたい事
いろんな事が一度に流れ込んできた
俺は男の後頭部を見ているのに、同時に男の目で、よがりながら呆けた目で見上げ見つめる彼女を見ていた
彼女は僕の男の目を見つめながら、男の声の求めのまま、精液を膣の奥にねだった
貴女が男を望んでいないと、行為を忌み関係を嫌っていると・・・
それを確実に確かめる術をてにいれた僕は、確かめる事が怖くなり、それをしないように怯えた
僕は信じている
昨夜、シャワーを浴びながら、泣き崩れていた姿こそが真実だと思っている
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