「どうしたんだカナミ?元気無いな、、、」
並んで歩く海斗が聞いてくる。
「そんなことないけど、、、そうだ海斗くん、家に寄っていかない?」
「いいのか?誰もいないんだろう?」
「別に構わないよ、、、ヒマになっちゃったから、、、それに七海ちゃんのことも聞きたいし、、、」
松島七海
ひとつ下のカナミの又従姉妹。
今年同じ高校に入学してきた。
歳が近いこともあって幼い頃からよく一緒に遊んできた。
ときには海斗も混じえて。
身長は160とカナミとかわらないがタイプがまるで違う。
童顔で可愛らしい顔立ち。
入学してすぐに校内で凄く可愛い子がいると噂になったほどだ。
物静かで優しい性格で真面目なお嬢様というイメージ。
そして実際に七海の父親は大きな会社を経営している。
男子の注目を集め何人からも告白されたが断り続けていた。
ところが一ヶ月ほど前から海斗と交際を始めた。
珍しく海斗の方から猛烈なアタックをかけたらしい。
「そうか、、、じゃあ、オジャマするかな、、、」
カナミは海斗を部屋に通した。
海斗は椅子にカナミはベッドに腰掛けた。
「カナミの部屋で二人きりなんて初めてだよな、、、」
「そういえば、、、そうだね、、、」
春樹の親しい友人ということもあって自然と一緒にいる機会が多くなった。
チャラくて女たらしと余り良いイメージを持っていたがそれは違っていた。
親友の彼女ということもあるのだろうが女性の気持ちは尊重するし軽く扱うような態度を取ったりしない。
たまにあからさまな際どい話を平気ですることはあるが、嫌味が無くユーモアがあって面白い。
少なくとも噂のような遊び感覚で女の子に手を出すことはしたりしないと信じている。
だから二人の交際に反対はしなかった。
「ところで、、、七海ちゃんとはうまくいってるの?」
「そうだな、うまくいってるよ、、、」
ニヤッと口元に笑みを浮かべる。
「そう、、良かった、、、」
「2週間前に処女をもらったし、、、」
「えっ、、、ちょっと、、、そんなに露骨に、、、そんなこと聞いてないんだけど、、、」
「大切なことだろう?」
「そうかも知れないけど、、、でも、、、その、、早すぎない?」
あの生真面目でウブな七海が付き合い初めて2週間もしないうちにセックスを、、、
「そうか?でもアイツもかなり積極的だったぜ、、、それに可愛い顔してるのにカラダはスゲェし、オッパイもデカいし、、、」
確かに、、、
Dのわたしよりずっと大きい、、、
前にきいたとき恥ずかしそうにGと言っていた。
「初めは痛がってたけど、すぐに覚えたぜ、、、もう今はイキまくりで七海から求めてくる、、、」
いつにも増して露骨な話だった。
あの七海が海斗に抱かれ叫び絶頂に駆け昇る。
顔が赤らんでしまう。
それにしても、、、
あの子、、、
そんなに早く、、、覚えたんだ、、、
わたしはあんなにかかったのに、、、
春樹だったから?
海斗は経験が豊富だから?
やっぱり、、、セックスも違うのかな?
海斗だったら、、、わたしも、もっと早く、、、
わたし、何を考えてるの、、、、
「ちょっと、七海ちゃんはわたしの親戚なんだよ、そんな話はやめてくれる?」
「分かったよ、、、じゃあ、カナミはどうなんだ?」
「えっ、、、何が?」
「春樹とちゃんとシテるのか?」
「そんなこと、、、言えるわけないじゃん、、、」
顔が真っ赤になる。
「ヤリまくってるんだろう?人のこと、言えないんじゃね?」
「そんなことない、、、」
「じゃあ言えよ、、、それぐらいいいだろう?」
そうよね、、、それぐらい、、、
「、、、しばらく、、、してない、、、」
「ウソだろう?カナミみたいないいオンナを、、、」
わたしのこと、、、
いいオンナって、、、
「本当、、だよ、、、」
「どれくらい?」
「、、、一ヶ月、、、ぐらい、、、」
「ええっ、そんなに?」
本気で驚いてるみたいだ。
「ヘンな意味じゃないからね、、、ただ、、その、タイミングとかが合わなくて、、、」
「そっか、、、それで元気なかったんだ、、、今日はヤル気満々だったのにドタキャンされたから、、、」
「そんな言い方しないでよ、、、」
はっきり言って図星だった。
「あっ、悪い、、、」
「、、、、、」
ハズい、、、
「じゃあさ、、、俺と、、どう?」
つづく
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