真由美が食堂の引き戸を閉めるころ、路地の先にある通りをロードバイクが横切っていった。
身体に雨を受けながら颯爽と駆け抜ける彼は趣味のツーリングをこよなく愛し、身体にフィットしたウェアが雨に濡れることをものともしない。
30を過ぎたその身体は引き締まり、脚と腕と顔が浅黒く日焼けさせて勇ましくペダルを漕いでいく。確かこの先に入浴だけでも受け入れてくれる宿があったはずだと、以前に一度だけ湯に浸かった記憶を手繰り寄せていた。
さすがに濡れた身体が冷えるのを感じ、温泉の温もりが恋しくなってきた。こんなこともあろうかと常に着替えを携帯し、準備を怠らないのだ。
あれ、どこだったっけ………。
彼は温泉宿へと続く路地を通り過ぎ、彷徨いはじめていた。
歩みを続けるうちにワンピースの裾が雨に濡れて色を変え、汗ばんできた肌が張り付いて不快になってきた。予め調べていた通り温泉宿へと続くであろう路地が現れ、その道へと歩みを進めていく。
築年数のありそうな住宅が立ち並ぶほかは豊かな緑が続き、歩いても現れない建物に不安が少しづつ湧き上がってくる。15分ほどは歩いただろうか、目的の宿を見つけて真由美はホッと胸を撫で下ろす。
無事に受付を済ませ、人の良さそうな店主と会話を交わす。こんな雨降りの日は夕方に通う常連さん以外にお客さんは来ないから、貸し切り状態だよと教えてくれた。
というのもこの宿は露天風呂があって、こんな雨の日は地元の人も屋内の湯にしか入らないらしいのだ。露天風呂とはいえ一部には屋根があるから問題はないといえばないのだが、ゆっくりと湯に浸かるには気持ちの問題もあるのだろう。
露天風呂は夕方から男女混浴らしいけれど、この時間帯は女風呂とされており、まして今日は貸し切り状態というから快くまで湯に浸かれるはず。
真由美は脱衣所で背中のファスナーを下ろし、床にストンっとワンピースを落とした。
もう一度背中に両手を回してホックを外し、戒めから開放された豊かな乳をポロリとが露わにさせる。サイドは幅の広い透ける素材が使われた洒落た造りのブラは、カップの上3分の1ほども同じように透けた素材が使われ、大人の色香を漂わせる。少しだけレースが使われているのがお気に入りで、白い肌に白い下着が矛盾なく馴染ませていた。
未だ重力に逆らう乳房を重そうに揺らし、色の濃い大き目の乳頭が誇らしげに己を誇示している。
ブラジャーとお揃いのショーツも負けじと前の部分を透ける素材が惜しみなく使われ、控え目に走るレースの下に、燃えるような剛毛がこれでもかとその姿を見せている。
両サイドに両手の親指以外の4本を差し入れて、肌を滑らせながら片足の膝を曲げて、交互に足を引き抜いていく。簡単に折り畳んで籠の中にブラと共に入れ、その上に畳んだワンピースを被せるように置く。
タオルの持ち込みは禁止されているので少し不安だけれど、貸し切り状態だし、この時間帯は女風呂だからと露天風呂へと続く引き戸を開けて外へと足を踏み出した。
雨が小降りとなって屋根のあるところから出て、濃い緑に霧のかかる山の景色を眺めながら、空へ両手を伸ばしてみる。晴れていればもっと良かったけれど、来て良かったと真由美は普段の忙しさから逃れた開放感に、胸を踊らせていた。
同じころ宿の外にはずぶ濡れ鼠となったひとりの男性がロードバイクから降り立つところだった。
宿の引き戸を開けて対応してくれたのは女将であり、夫が受付をした真由美の記録が見当たらなかったが、この雨模様である。快く彼を受け入れて貸し切り状態だと案内してしまっていた。
1人で露天風呂を満喫できるとあって申し訳なくもあり、でも贅沢を味わえると有り難く脱衣所へと向かった。真由美の衣類が入った籠は用心深い真由美によって籠が2重に被せられ、先客の存在を気付かせることはないままに、彼は全裸になっていく。
顔と両手足以外は白い肌の彼は引き締まった肉体を露わにし、外へと続く引き戸を開けて颯爽と足を踏み出した。彼の視線の先に一部が屋根のかかった露天風呂が映り、口元に笑みが浮かぶ。
湯けむりの中に、真由美が居るとも知らずに……。
誰がが入ってくる気配に、真由美はハッとした。
地元の人だろうか、この時間帯は女風呂だと聞いてはいたが、一抹の不安が過る。まさかとは思うが一応身構えながら窺い見るていると、どう見ても男性ではないか……。
真由美は急いで移動をしようとしたけれど、屋根のあるところまでは距離があり、湯の中から立ち上がって移動しないと間に合いそうにはない。けれどそれでは全裸を魅せることになる、万事休すだった。
湯をかき分けて慌てふためくのも恥ずかしくて、真由美は背を向けるのが精一杯だった。
静かな露天風呂に濃い湯けむりが立ち、その中に女の存在があることなど気付かない彼は、どこからか聞こえてくる野鳥の囀りに癒やされながら湯の中に片足を入れていく。
あ〜っ……っと声を上げながら、冷えた身体に染みる温もりに顔をしかめながら、胸まで湯に浸かった。両手で湯を掬いながら顔を擦り、やっと一息ついたところまでは良かったのだ。
次の瞬間、彼に衝撃が走ることになる。
霧散する湯けむりの中に、艶めかしい女性のうなじが現れたのだ。あまりにびっくりしてしまって声も出なかった。今さら出ていくのも変だし、だからといってこの状況をどうすればいいのか……。
ぎこちない自己紹介を切り出して、怪しい者ではないと、あれこれと話をするうちにやっとこちらを向いてくれた。
光が乱反射して湯の中の様子はよく見えないが、全裸であることだけは分かった。彼女は片腕で胸を隠し、下半身も隠しているように見える。
40歳前後だろうか、いや……30代後半かもしれない。この年頃の女性の年齢は分かりづらく、実年齢よりも老けて見える人もいれば、逆に若く見える人もいる。この人はどちらだろうと思いながら、控え目な美熟女のはにかんだ顔を見詰めた。
声を聞けば大体は判断がつくものだが、若々しいその声を聞いてますます分からなくなった。まさか年齢を聞く野暮な事はできず、ここまでを自前のロードバイクを走らせてきたことを、面白おかしく話して聞かせる。
よほど自転車乗りの話が珍しいのだろうか、美熟女の警戒心は次第に解けていくのが分かる。
湯の中の白い肌に色の濃い2つのポイントが見えるのは、気のせいだろうか。
彼女はアパレル系に勤めているらしく、今日は日帰りで羽根を伸ばしに来たのだと話してくれた。
あ~でもないこ〜でもないといつの間にか話に華が咲き、ふたりとも逆上せてきてしまった。
ここは彼女に逃げ道を作ってあげようと立ち上がって岩に腰掛け、顔を向こうに向ける。行ってしまうのだろうなと思いながら待つと、意図を理解したかのように彼女も湯の中から立ち上がり、視界の隅で胸と股間を隠しながら岩に腰掛けるのが分かった。
脱衣所まで行くまでに見られるとでも思って恥ずかしのだろうか、彼女は出ていく気配を見せないでではないか。参ったな………と、彼は何気なく頭を掻きながら自分の失態に気付かないでいた。
出て行こうにも何で声をかければいいのか、それが分からない。何を意識しているのか、無性に恥ずかしいのだ。湯の中から立ち上がった彼の身体は筋肉隆々とはいかないものの引き締まり、日焼けした肌と白い肌のコントラストが生々しく、男らしさを感じさせる。
無意識にしたことことだと思うけれど、いま頭を掻いている手は股間を隠すものだったことを忘れているようだ。露わになったペニスは中々のものに見え、想像を膨らませる自分が浅ましく思えて嫌になる。
30代のどこかに見える彼は、こんな私を女と意識するのだろうかと試したくなってきた。横一文字に胸を隠す腕を下げ、股間を隠す手も思い切ってどけてしまった。
いつからこんな女になってしまったのかと、自分でもそう思いながらゆっくりと脚を広げてみる。
こんなに下の毛が濃いし、クリトリスだって大きい。若い女の子ではないし、変態扱いをされて去っていくかもしれない。たぶん、そうなるだろうと思っていた真由美の気持ちは、幸か不幸か裏切られることになった。
一向に出ていこうとしない美熟女に痺れを切らして、ちらりと彼女を盗み見る………衝撃が走った。
巨乳とまではいかないまでも豊かな乳房を露わにし、濃い小豆色の美味しそうな乳頭を惜しげもなく見せている。
なんだあの剛毛は………あの黒々とした中から飛び出たあれば、まさか…。いや、まさかそんなはずはない。だけどそれじゃ、あれはなんだというのか、クリトリス以外に考えられないじゃないか。
でかクリなんてふざけた言葉遊びを聞いたことはあるが、実際に見たことは今までになかった。
まさか……まさか、小指の先くらいはありそうなあれがそうだというのか………。
彼は自分のシンボルに血流が集まるのも忘れ、生唾を飲み下しながら心臓の鼓動を早めていた。
真由美の視線の先でむくむくと立ち上がるペニスを見ていて女に見られた安堵感と、彼も年増好きの変態だと真由美の中の何かを目覚めさせた。
ねぇお兄さん、それ、どうにかならない……?
言われて彼は、見事に勃起を果たしてしまった己の分身にやっと気付いてあたふたしている。
いやっこれは……違うんです、疲れているのかな……
そんなに見たいの……?
えっ………?
絶対に触れないと約束できるなら、近くで見てみる……?
唖然とする彼は喉の乾きも忘れて真由美に歩み寄り、その豊かな乳房に顔を近づけていた。
恥ずかしいから、そんなにじっくり見ないで……
そう言われても、興奮でもしているのか勃起をはじめた乳首がさらに大きく艶を帯びている。しゃぶりつきたい欲求をなんとか抑え、湯の中に身体を沈めて下半身を見る。
怒られるかもしれないと思いながら顔をぎりぎりまで近づけ、ぱっくりと口を開けた秘裂の中を覗き込む。経験を重ねてきたであろう小陰唇は灰色と茶色のグラデーションに染まり、その中の粘膜が濃いピンク色に輝いている。
その両脇から上へと剛毛を生い茂らせて、やはり見間違い手間はなかった規格外サイズの女の蕾が頭を半分ほど覗かせて飛び出している。
亀が引っ込めた頭を出しはじめたように見え、まるで小さなペニスそのものに見えるではないか。
温泉の匂いに混じって女の芳香が漂い出ているようにも感じられ、目が離せなくなっていた。
やだ、いくら何でもそんなに凝視されたら恥ずかしいじゃない………
よくびっくりされるのよ、あたしの大きいでしょう……?
そうですね、この大きさは見たことはないかな……
気持ち悪いでしょ……?
いえ、むしろ興奮しますよ……舐めたらどんな具合かなって……試しても、いいですか……?
あたし、おばさんよ……?
それでもいいのなら………少しだけなら………
もう一度ごくりっ…と生唾を飲み込んだ彼は、唾液で潤ませた唇で真由美の分身を包みこんだ。
華やかな女の香りが鼻を突き、つるつるとしたあの感触が舌先から伝わってくる。
唇をすぼめて包皮を押し上げると根元のカリ首の窪みまでを包み込み、先端との短いピストン輸送を開始する。その間に舌先をローリングさせたり前後左右に動かしながら…ちゅぱちゅぱっ…と卑猥な音を立てていく。
震わせる吐息を途切れさせながら真由美の両手が彼の頭を抱え、顎を跳ね上げる。
途中で真由美に拒絶をさせる暇を与えないように舌を躍動させ続け、悩ましげな表情を見せつける美熟女を見上げる彼は、そのまま舌の動きを止めようとはしなかった。
真由美が背中を反らせ身体を弾ませる、その時までは決して……。
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