身体の奥から溶けていくような禁断の快感が溢れ出し、自然と肛門が収縮をし始める。
相手は片手で器用に小説を持ち、きっと文字など読んでなどいないのだろう。時々ページを捲りながら素知らぬふりをしている。
同意などは示していないのにも関わらず真由美たち2人の共同作業が、人知れず交わされていく。
甘く切ない快感が真由美の身体の中を駆け巡り、頭の中がとろけていく錯覚に陥る。
突くというより押し上げるという表現がしっくりくる。ペニスの先端がぐいぐいと子宮の入口を巧みにマッサージするかのように動かされ、真由美の目元が怪しくなっていく……。
どこかの駅に停車した電車が乗客をホームの外へと吐き出し、入れ替わりの人の群れで再び車内が満員に戻ってしまう。そして夢の世界に戻りかけた真由美は、目を疑うことになる。
どうしてこんなときに、こんなことが起こるのだろうか……。
真由美の眼の前には、何年ぶりかで会う旧友の驚く顔があったのだ。
ちょっと〜びっくり〜いぃ……久しぶりじゃないのよ〜………
見た目はもちろんお互いに変わったけれど、彼女のお喋り好きは学生時代とまったく変わらいようだ。
何年ぶりかしらね、元気にしてた〜?
裕美子こそ、元気だった……?
真由美は背筋に冷や汗を垂らしながら、表情が引きつっていないかと懸命に作り笑顔を見せた。
さすがに腰の動きを止めていた相手だったけれど状況をみて、電車の揺れを利用して腰の躍動を静かに再開させはじめた。
こんな時に、止めて………
内心でそう毒づく真由美をよそに、魅力的な快感が這い上がってくる。膣壁の気持ちのいいところを撫でられるたび、強烈な羞恥心が心臓の鼓動を早めていく。
それでさぁウチの旦那がね、もうぉ~……。
裕美子との会話は、いつもそうだった。
真由美が聞き手に回り、裕美子の面白い話に相づちを打ちながら、ひたすら笑っていた気がする。
彼女は真由美が腕で隠す胸の下で乳首を弄られていることなど気付素振りもなく、自分の話に夢中になっている。良くも悪くも昔から鈍感で、人の悪口も言わない子だった。だから友達として付き合いやすく、久しぶりに再会した今だって悪い気はしない。
ただこの状況じゃなければこの再会は、もっと楽しいものだったに違いない。神様の悪戯はどうしてこんなにも残酷なのか………。
パリッとしたキャリアウーマンの身形のスーツ姿の真由美だが、旧友を前にして背中側はスカートが持ち上がり、話すらしたことがない見ず知らず男の腰が密着しているのだ。
ずらされたショーツの脇からペニスを挿入されているなんて、絶対に知られるわけには行かない。
そんな真由美の焦りは度重なる快感が麻痺をさせて、不思議な背徳感を感じさせていく。
旧友を前に建前上は友達の顔を見せ、内面では淫らな女の顔で自らの膣でペニスを加え込んで酔いしれているのだから……。
動かされる、この感じ。
また、動かされる。
あっ…そこ……そこ、いぃ……。
あぁ……堪んない……もっと……
駄目…そんなに動くとバレちゃう……
でも……止めないで……止めないで………
熱を持った杭が泥濘んだ洞窟の中を静かに動き、滑らかな壁を伝いながら突き当りの壁を優しく押し上げる。
何度も何度も押し返し、真由美の片側の腰を掴む男の指に、力が込められる。押しては引き、引いては押し返して真由美を夢心地にさせていく。
潤んだ目をゆっくり瞬きさせて、憂いを持った眼差しで旧友の話に聞き入るふりをする。
……ちゃっ……むっ…ちゃっ……ぬっ……ちゃっ……
密着しては離れる結合部が卑猥な音を立て、電車の騒音の中に掻き消されていく。
温かい膣に絡みつかれたペニスがまた引かれ、奥へと静かに前進する。迫りくるペニスに奥を突かれ、真由美の心の中の水面に大きな波紋の輪を描く。
身体に汗を滲ませた真由美はスカートの中の湿度を上げさせ、男と密着させるお尻の肌まで湿らせていた。
切なくてあまりに気持ちよくて、喘ぎたい欲求を喉の奥で必死に押し留め続ける。
不意に真由美の腰を掴む男の指に強い力が加わった瞬間、膣の中のペニスが一瞬膨らんだかのように感じられた。
力尽きたように短い痙攣を起こしながら、何かを吐き出される感覚を覚えて真由美の目が見開かれる。
じんわりと精液が中に広がる甘さが真由美の中の女心に満足感を覚えさせ、膝がわなわなと震えるのをなんとか誤魔化していた。
ガタンッ、ゴトンッ……電車の車輪がレールの継ぎ目を通過するたびにけたたましい音を立てる。
男は真由美の中の感触を楽しむかのように留まり続け、絞り出すように時々ペニスを脈動させながら静かに吐息を吐き出しだ。
それじゃ、またね………
裕美子が停車したドアに身体を向け、一度振り返って小さく手を振ってから降りていく。
ぼんやりした頭で懐かしさを噛みしめる暇を与えられることなく、動き出した電車と同時に男の腰が動き出す。
萎えかけていた男の分身はいつの間にか硬度を取り戻し、今度は両手で真由美の腰を掴んでいた。
車輪の中ほどで男に支えられながら体重を預け、注がれる快感を享受していく。
しっかりと腰を抱きかかえられ、官能の海に導かれる真由美の顎が持ち上がる。引いては突かれ、引いては突かれ……高まりゆく真由美が艷やかな唇を舐める。男の腰に回した手の指が爪を立てて食い込ませ、再び真由美のブラウスの中に侵入させた男の手が、乳房を鷲掴みにする。
熟女好みの30代の男は精力を漲らせ、オーガズムへと向かう真由美をエスコートしていく。
ぬるぬるした膣壁が収縮をし始め、男のこめかみに血管を浮かせるまでに締め上げていく。
あぁ………あぁっ……………あぁ〜っ…………
声なき吐息に女の叫びを乗せ、背中を反らせはじめた真由美の身体が弓なりに反り返る………。
真由美は唇をわなわなと震わせながら、我を忘れていた。
そして、男の腰がまた動きはじめた……。
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