陸はシャワーを浴びると自室のベッドに身を投げた。
仰向けになり両腕を頭の後ろで組む。
世界でただ一人信じられる女性の死を知ったとき、、、
やり切れない悲しみと寂しさに激しいショックを受けた。
日本に戻り一目だけでも凪子の顔を見たかった。
けれど、、、そこにはきっと葵もいる、、、
もう二度と逢わない、そう決めていた、、、
しかしそれも今考えてみれば言い訳に過ぎない、、、
俺は逃げていた、、、全てから、、、
かつては凪子と同じぐらい信じていた、、、
そして愛するようになっていた、、、
それなのに裏切られた。
彼女は言い訳した。
本当に好きなのは俺だけだと、、、
元カレに優しくされて魔が差したと、、、
けれど、それは違う、、、
彼女は自分の意思で元カレとのセックスを選んだんだ、、、
耐えきれなかった。
あんなに信じていたのに、、、
好きだったのに、、、
もう女が信じられなかった、、、
だから日本を離れることにした。
三回忌が近づき、どうしても墓参りをしたい気持ちが抑えきれなかった。
法要が終わった後なら、、、きっと誰にも会わずにすむ、、、
けれど逢って締まった、、、
一番逢いたくなかったオンナに、、、
しかしその顔を見た瞬間、なぜかわだかまりが消し飛んでしまった。
彼女はキレイだった、、、
今にも涙が溢れるほど潤んだ瞳、、、
上品で落ち着きを感じさせる変わらない美貌、、、
ミディアムボブの艷やかな黒髪。
そして喪服でも隠しきれない豊満な乳房と良く持ち上がった大きなヒップ、、、
あの頃と変わらない、、、
いや、滲み出る色気はそれ以上だった。
指輪はしていなかった、、、
けれど恋人はいるんだろうな、、、
あれほどのオンナだ、男が放っておくはずが無い。
フッ、、、結局は嫉妬かよ、、、
心のどこかに未練が残っていたのか、、、
けれどもう考えても仕方のないことだ、、、
そういえば夕食もまだだったな、、、
何か食べながら酒でも飲んで寝てしまおう、、、
下に降りて冷蔵庫を開けると玄関のチャイムが鳴った。
なんだろう?
扉を開ける。
「ヘヘッ、来ちゃった、、、」
「日詰、、、」
「飲みたりなかったから、、、一緒に飲もうよ、、、」
「そうか、、、」
「ねえ、上がっていい?」
「もちろん、、、俺も今から飲もうと思ってたんだ、、、」
「ヤッた〜、気が合うね、、じゃあお邪魔します、、、」
リビングに通された。
「懐かしいな、、、それにこれ、来る途中に買ってきたから、、、」
ワインと惣菜。
グラスを用意して二人でテーブルにつく。
「やっぱり今日はワインかなって、、、それにこの惣菜わたしのイチオシ、、、凄く美味しいんだから、、、」
「どれどれ、、、うん、美味い、、、」
「でしょう?良かった、、、」
互いにワインをつぎ合いながら、ツマミの惣菜に舌鼓を打った。
「日詰って結構イケるんだな?」
「うん、強い方だよ、、、陸は良く飲むの?」
「ほどほどかな、、、俺は強い方ではないな、、、」
「そうなんだ、、、でも今夜は付き合ってもらうからね、、、」
「よし、分かった、、、」
「うん、飲も飲も、、、」
葵がジャケットを脱ぐ。
白のシャツブラウスにライトブルーのストレッチデニム。
ムッチリと張り詰めた太ももが艶めかしい。
そして薄手のシャツのボタンを弾きそうなほどバストが突き出し、紺色の花柄レースのブラカップを透けさせている。
ヤバイヤバイ、、、見ないようにしないと、、、
葬式と今日の三回忌の話を聞いた。
「それで真白はどうしてる?」
「それがよく分からないの、、、今日は来てなかった、、、」
「えっ、、、何か用事でもあったのか?」
「さあ?家を出てから連絡も余りないみたい、、、」
「そうなのか、、、」
真白はあの件から人が変わってしまった。
「そういえばさ、、、ねえ、ねえ、、、陸って今、いい人いるの?」
「ああ、、うん、実はプロポーズされてるんだ、、、」
「えっ、、、プロポーズ、、、どんな人?」
「うちの会社のスポンサーのお嬢さん、、、」
「それって、凄いじゃん、、、キレイな人なの?」
激しいショックを受けながらも聞かずにはいられない。
「キレイな人だよ、、、医者なんだけど、凄く仕事には厳しくて、、、でも普段は優しくて思い遣りのある女性だよ、、、」
「受けるの?」
「戻ったら、、、返事することになってる、、、」
それって、、、
普通にそんな条件が揃ってたら受けるはずでしょう、、、
まだ決めかねてるってこと?
どうして?
「そうなんだ、、、普段陸はなんて呼んでるの?」
「みんなサマーとかイズって呼んでる、、、」
「ふーん、、、それで、その人、、オッパイ大きい人なの?」
「なんだよ、それ?」
「だって陸、オッパイ大っきい人好きじゃん?」
「あのな、、、大きければいいわけじゃないの、、、俺は高さがあって下乳が丸くてタップリしてて、乳首と乳輪が濃いめで上向きなオッパイが好きなの、、、」
「何を熱く語ってるのよ、、、このスケベ、、、それにそれってわたしじゃね、、、モロにわたしのオッパイじゃん、、、」
「そう、、だっけ、、、」
「酷い、、、あんなに揉んだくせに、、、あんなにイッパイ乳首舐めたり吸ったりしたくせに、、、」
「あっ、、、その、、、ゴメン、、、その、なんだ、、、日詰はいい人いるのか?」
つづく
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