試験も終わり結果がでた。
事前に上位50名は職員室前に張り出される。
陸と葵はそれを見に行った。
「なんだか、、、少し怖い、、、」
それなりの手応えはあった。
いい点も取れたが25位となると、、、
「俺が見てやろうか?」
「ううん、自分で見る、、、」
結果は、、、23位、、、やった、、、
周りに人がいるから騒げない。
でも嬉しさが込み上げ、思わず陸の手を握る。
「やったよ、、、」
「うん、やったな、、、おめでとう」
「陸と夏村さんのおかげだよ、、、」
「違うわ、日詰さんの実力よ、、、」
いつの間にか後ろにいたイズミが声をかけてくる。
「俺もそう思う、日詰だったらもっと上も狙えるよ、、、」
ヤマはリンリンだけ。
葵は実力でということでヤマは無し。
「凄く嬉しい、、、それに夏村さんはやっぱりトップで陸は3番、、、二人ともさすがだね、、、」
「ありがとう」
イズミが微笑む。
「ねえ、いい加減手を離したら、、、」
今度は横からリンリンが、、、
「あっ、、、」
葵が頬を染め慌てて手を離す。
「なんだよ、リンリンらしくないな、、、暗いぞ、、、」
「だって、、、わたし、まだ、、、」
成績表は放課後のホームルームで渡される。
ヤマはかなりあたった。
それなりの点は取れたはずだが、、、
ひょっとして、、、それでも出来なかったのか?
「いいな、、みんな、、、わたしだけ、、、」
肩を落として寂しく去って行く。
「おい、、、大丈夫のか?」
「さあ、、、」
「リンリンらしくないよね、、、」
三人はそんなリンリンをただ見送るしかなかった。
ホームルームが終わるとリンリンが駆け込んで来た。
「陸!やったよ、やった!」
ということは、、、
差し出された成績表に目を通す。
169位
一気に150人抜いたことになる。
「スゴイ、、、頑張ったな、、、」
「わたしたちも見たい」
イズミに渡すと葵も覗いている。
「陸の、、、みんなのおかげだよ、、、」
うんうんとみんなが頷く。
「いや、リンリンが頑張ったからだ、、、」
悦びを爆発させ、リンリンがピョンピョンと飛び跳ねる。
大きな胸が制服の下で揺れる。
「陸、頭を撫で撫でして、、、もっと褒めてぇ、、、」
「おお、よしよし、、、」
軽く撫でると甘える猫のように更に擦り寄せてくる。
二人の女子の目が険しくなる。
「陸、気持ちいい❤️ねえ、オッパイも、、、」
「「コラァ!」」
二人の怒りの声があがる。
「冗談だよ、、、二人とも怖いんだけど、、、そうだ、ねえ、祝勝会しようよ、みんなで、、、」
「うん、いいわね、、、」
「しよう、しよう!」
意見が一致し会場はもちろん陸の家と決まった。
四人で途中、お菓子や飲み物を調達してささやかながらもパーティーが始まった。
目標達成の開放感が会話を弾ませる。
笑い声に盛り上がった中、玄関のチャイムが鳴った。
こんなときに誰だろう?
陸が一人玄関へと向かいドアを開ける。
そこには、、、
真白が立っていた。
陸が面食らったように立ち尽くしていると
「あの子たち来てるんでしょう?何してるの?」
表情に剣がある。
そしてズカズカと上がり込む。
「おい、いきなりなんだよ!」
慌てて後を追うが真白は勝手にリビングへと入って行く。
「真白、、、」
「小久保さん、、、」
「うわ、出た、、、」
「フン、いい気になっちゃって、、、あなたたち、これからイヤらしい事でもするつもりでしょう?」
「なんなの、、いきなり、、、」
「何をバカなこと言ってるの、、、、」
予期せぬ人物の登場とその言葉にみんなが唖然とする。
つづく
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