8年後
「ママー」
公園で7歳になった和希が加奈子に走り寄る。
可愛い顔立ちで利口そうな男の子。
半年前から剣道を始めている。
加奈子は変わらず若々しい。
まるで年を取るのを忘れているかのように肌は艶めき、その美貌とスタイルを保っている。
そしてその横には良太が立っていた。
「良太パパ」
そう言って和希が抱きついてくる。
「どうした和希?」
優しく頭に手を置いて尋ねる。
「ねえ、赤ちゃん、いつ生まれるの?」
すぐそばにあるベンチにお腹の大きな奈々が座っていた。
「目うすぐだよ、和希、、、」
幸せそうに自分のお腹を撫でながら奈々は弟の和希に告げる。
二人は結婚した。
和希は良太になつき、お義兄さんではなく良太パパと呼ぶようになっていた。
奈々は高校日本一になり大学でも数々のタイトルを取った。
美女剣士ともてはやされ一躍有名人になったが良太への一途な想いを貫き二人は結ばれた。
良太も大学でタイトルを取り、交際が明らかになったときは日本一同士の美男美女カップルと騒がれた。
和希は奈々の隣に座りしきりに話しかけている。
和希は良太だけでは無く奈々にも懐いている。
奈々も年の離れた弟をまるで自分の息子のように可愛がっていた。
ふと加奈子が良太の腕に触れてきた。
「今度メールするね、、、」
オンナの目をした加奈子が小さな声でそう言うと奈々たちに近づいていった。
ゾクリとするような色気を感じた。
お尻を揺らしながら歩く後ろ姿を見つめながら、衰えを知らない加奈子の裸体を思い浮かべた。
激しく勃起した。
抱きたい、、、
この前、思い切り抱いたばかりなのに、、、
そんなに頻繁に逢うわけにはいかない、、、
身体のことを考えると奈々ともセックス出来ない
しょうが無い、、、奈々に口で、、、
そんなときメールが鳴った。
つづく
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