もうごまかしは効かない。
「ごめんなさい、、、寂しかったの、、、良太が大会で忙しくて、、、そんなとき彼から可愛いとか、ずっと好きだったと言われて、、、つい、、、」
良太の表情を覗う。
そしてそれは少し悲しげに見えた。
「良太に悪いと思った、、、でも彼といると寂しさを紛らわせるから、、、逢い続けてしまったの、、、でもずっと良太のことを思ってた、、、早く逢いたかった、、、」
「じゃあ、どうして、、、大会が終わったあと、誘っても断ったんだ?」
「怖かったの、、、良太に抱かれて、、、もしかして浮気してることが分かるんじゃないかって、、、本当は凄く逢いたかったんだよ、、、」
「そうかな、、、ヤツのことが好きになってたんだろう?」
「違うよ、それは違う、、、良太が好きだった、、、匠とセックスしても良太のことばかり考えてた、、、これが良太だったらいいのにって思ってた、、、」
そんなことで俺が納得するとでも思ってるんだろうか、、、
それにそもそもそんな事を信じられるわけが無い。
翠は俺のことなど忘れ夢中になってセックスを愉しんだはずだ。
翠はそういうオンナだ、、、
「俺さ、、、翠が浮気してるの気づいていたんだ、、、」
「えっ、、、そんな、、、じゃあ、どうして、、、わたしを抱いたの?わたしを赦してくれるの?」
最後の望みに縋りつく。
「わたし、挽回するから、、、絶対にもう浮気なんてしない、、、なんでも良太の言う通りにする、、、」
しかし良太は聞いてはいなかった。
「最後に試したんだ、、、翠の中に俺が残っているか、、、」
「残ってるよ、、、全部、良太のものだよ、、、」
「いいや、違ったよ、、、お前はアイツのオンナだった、、、」
「違う!わたしは良太のオンナ!アイツなんか違う!」
「お前はそのアイツとナマでセックスした。フェラもパイズリもヤツに教わったんだろう、、、俺がいるのに、、、そして、それを自慢気に俺にもした、、、」
「良太が悦んでくれると思ったの、、、良太、今からナマでしよう、、、中に出してもいいよ、、、匠には出させて無いから、、、それに匠として無いこと良太にシテあげる、、、どんなことだって、、、だからお願い、赦して、、、」
「お前はまるで分かって無い、、、赦すとかじゃないんだ、、、もう翠のこと、好きじゃない、、、」
「えっ、、、ウソ、、だよね?だってこの前、あんなに激しく愛し合ったじゃない、、、」
「セックスだけだ、、、それだけ、、、ハッキリと分かった、、、お前をもう少しも好きじゃない、、、だからあれが最後だ、、、」
「イヤだ、、、そんなの、、、別れたく無い、、、良太が好きなの、、、」
涙が溢れる。
あんなことしなければ良かった。
匠の誘いを断るべきだった。
「どうせアイツにも何度も好きだと言ったんだろう、、、もう俺たちはどうに終わってたんだ、、、さようなら、翠、、、」
良太は振り向きもせずに去って行った。
翠は嗚咽を漏らし泣き続けることしか出来なかった。
つづく
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