8.~告白(2)~
梅雨前は忙しかった。雨が降ると工事が遅れるし、夏までにはエアコンを整備したいって家庭が多くてホント忙しい。
チョッと笑えたのは、恭子ちゃんの恰好。作業着は一応ウチのを着て貰うって事で長袖の上着と長ズボンなんだけど、日焼け対策なんだろうね。頭は当然だけど、首筋まで覆えるやつに顔を覆うのも… そこまでするの?って位にしてたな。
で、ホントに忙しくて疲れてしまって、この時期はお互いに求め合うって事も殆ど無かった。
(謝礼を渡したらチョッとビックリしてたな。)
7月の後半。子供が夏休みに入り、佳恵ちゃんは受験生って事で塾の夏季合宿とかってのに出掛けて、俊子はお盆だと新幹線が高くなるのでこの時期に裕子の実家へ顔を見せに行くので、恭子ちゃんと俺は仕事もあるけど、3日間も一緒に時間を過せる事になった。
俊子を駅まで送り近くのコンビニで待ってると、恭子ちゃんが乗り込んで来た。
「お待たせ~♡」
「いや、待ってなんか無いよ。」って車を走らせながら向かった先は隣県のホテル。春から情事が始まって、まだ行った事が無かったので、この機会に一度行ってみようって事になり入ってみた。
ガチャッ とドアが閉まる。
「こんな所、久しぶりだなぁ。」
「ホント?(怪)」
「そういう恭子ちゃんだって、俺以外にも浩ちゃんと違う男なんかと来てたんじゃ無いの?(疑)」
「そんな事無いわよ。(怒)」
「どうだか… (笑)」って言いながらドアの前でkissをする。お風呂に湯張りをしながら聞いてみる。
「恭子ちゃんって、美人だし言い寄って来る男なんてイッパイ居ただろ?」
「うぅ~ん… 美人かどうかは人の好みだから知らないけど、確かに誘ってくれる人が居なかったって訳じゃ無いけど… 」
「無いけど… 」
「正直言うとね。俊ちゃんが良かったの。」
「へっ、どういう事?」
「あのね、ウチの人は転勤族で居ないでしょ。」
「そうだね。」
「でね、裕子ちゃんには悪いけど、俊ちゃんが一人身になったじゃない。」
「アァ。」
「でね、私もチョッと寂しい思いしてたんだけど、俊ちゃんが可哀想だな、出来る事なら慰めてあげたいなぁって思ってたの。」
「ホント?」
「だって、私ってチョッと変わってるから、俊ちゃんみたいに御近所さんで、しかも親戚っていう人とのイケない関係に妄想をしてたりなんかしてたの。」
「マジ?(疑)」
「ホントに恥ずかしい話しなんだけどね、前に俊ちゃんに洗濯機を付けて貰ったじゃない。」
「アァ、行ったね。」
「私、脱水する時に俊ちゃんが取り付けてくれたんだって、自分を押し付けて気持ち良くなっちゃった事が何回もあるの。(恥)」
そんな言葉を聞いて、思わずベッドに押し倒してしまったら湯張りが終わったって鳴ってしまった。
二人で一緒に服を脱ぐ。美魔女って噂されるだけあって、スタイルも良いしホント見惚れてしまう。
「イヤん。♡ そんなに見ないでよ。」
「だって恭子ちゃんの丸裸って初めて見たんじゃ無いかな。やっぱりスタイル良くって、ホントに美魔女ってやつだよ。」
って抱き締める。
「俊ちゃんだって背が高くて力仕事してるから筋肉質で素敵よ。♡」ってkissを求めてくる。
「さぁ、入ろうか。」と、湯舟に浸かって体を温め、洗いっこをしたりして、チョッと悪戯でシャワーでクリちゃん攻めをしていた。
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