60.~遂にやって来た日~
5月の連休も、お盆休みも浩ちゃんは帰って来なかった。そして、佳恵ちゃんの誕生日も過ぎた。
10月10日。昔で言う体育の日。遂にこの日がやって来た。何がかと言うと、恭子達の『離婚』だ。
実は浩ちゃんが外に女を作っていて、相手の女性のお腹に子供を宿してしまったのだ。
ただ、お金で解決しようと思えば出来るんだろうけれけど、もう浩ちゃんの気持ちは向こうに行っちまっていて、恭子達の元へ戻るつもりが無いとの事。
そして佳恵ちゃんが義務教育を終えたタイミングが合わさった事で、春の花見の後から協議が始まり、養育費の事や財産分与等の話が進められ、この日となった。
養育費は高校だろうが大学だろうが、学校というのを卒業して就職するまで。財産は折半。
そして大きかったのは、家。浩ちゃんは戻る気は無いので、ローンも無いから売ろうが何しようが自由にしてくれればイイって事で恭子の物となった。(浩ちゃんって凄いな。どんだけ稼いでるんだろ?)
佳恵ちゃんはそんな空気を薄々感づいてた様で、学校や今までの友達に何だかんだと言われるのも嫌な事もあり、今更ながらに苗字を変えたくないって事で、恭子も苗字に拘りは無かったので、それを条件に両親の離婚を受け入れてくれたそうだ。(離婚って大変だね。結局、半年近く掛かったもんね。)
そして、離婚協議が始まってから直ぐ恭子に相談されて、離婚が成立したら生活の為にも仕事をしなくちゃイケない。
けど、俺の所での仕事も楽しいし一緒に仕事もしたいので何とか良い方法はないかと言われた。
そこで二人で色々考えたり量販店とも相談したりして、配送&取り付け業務の委託会社を立ち上げる事になった。
恭子の美貌と愛嬌ってのはホントい凄いよ。量販店との話もそうだし、他の個人契約の工事業者との話もスムーズに進んで、ウチが窓口業務をして手配するって風に決まった。(まさか俺が個人事業じゃ無しに会社を経営なんて思ってもみなかったよ。)
俺も恭子も現場に出るのが好きなものだから、量販店に個人契約してた仲間の奥さん達を受付として置き、資格を持ってる俺達が配送と工事に出るって感じで、新しい事業はスタートを切った。
「ねぇ、オジちゃん。お父さんになってもお母さんと同じ様に私も愛してね。♡」…
11月のある土曜日。今、俺は佳恵(ちゃん)のベッドの上に居る。恭子は実家の親戚の法事で出掛けてるのだけれど、佳恵ちゃんの部屋のエアコンの取り換えをするって事で部屋に訪れている。
手伝いをしてくれたまでは良かったものの、その後に話があるって言われてベッドに座り
「お母さんと結婚するの?」って聞かれた。
「エッ?」って驚いてると言ってくる。
「オジちゃん。お母さんの事を愛してくれてるんだよね。」
「ま、まぁ… ね。」
「お母さんもオジちゃんを好きだし、私も好きよ。」
「そうなの?ありがとうね。」
「私ね、オジちゃん達が愛し合ってるの知ってるの。」
「な、何を言ってるのかな?(笑)」
「前からイケない関係なんだってのも知ってる。」
「エッ、イケないって?どういう事かな?」
「か、体の関係… 」
「な、何?… 」
「だって、オジちゃんのお手伝いを始めてから、お母さんがどんどん若返っちゃって。で、そうなのかなぁって思って… 」
と唇を重ねて押し倒された。
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