42.~運動会~
今日は学区の運動会。そこら中のオヤジの視線が恭子に集まる日だ。いや、20~30代の男だって恭子を見てしまう奴がいる程だ。
町内の奴をはじめ気軽に喋れる人を羨ましそうに見ているのが手に取る様に分かる。
恭子も恭子で、ジャージにTシャツなんだけど、丸首で無くV字のチョッと谷間が見えるシャツをワザと着ている。
「また、こんな恰好で。」
「こんなって何よ、普通にジャージを着てるだけじゃない。」なんて冗談を言いながら競技の列に並ぶ。
複合レースってやつで、男女が一組になり、風船を割ったりボールを運んだり…
夫婦での参加が殆どなのだが、浩ちゃんの居ない恭子の御指名で、毎年俺が相手をさせられている。
去年までは二人三脚の時に腰に手をまわすので緊張してたんだけど、今回はもう関係が関係なだけに緊張をするどころか、強めに引き寄せて走る。ま、他の誰かさんを選ぶよりも、そこは親戚だからっていう俺の役得かな。(笑)
そして、俺と恭子がいつも運動会に駆り出される本当の理由は町別対抗リレーだ。
俺は高校の時は100mが12秒前半だったし、恭子も足が速かったそうで、俺も恭子もそこそこ走れるので呼ばれるのだ。
って、まぁそんな事は言ってもこの歳だ。何とかコケずにバトンを落とさずに走れたらそれで良しって事で、何事も無く例年通りの2位だった。(何年もの間ずっと2位だ。)
で、運動会も終わって帰ることになるんだけど、毎年仲間で打ち上げと称して一人のウチの稲刈りが終わった田んぼで家族も含めて集まりバーベキューをするのだ。(使う物は紙皿、紙コップ、割りばしにして、終わった後の片付けの時に炭で燃やして、食べ残しや飲み残しもそのまま田んぼに棄てておくと、鳥や虫なんかが食べるか土に返るかしてくれるんで楽でイイんだ。)
今までは声をかけて無かったけど、恭子にも声をかけたら勉強の気晴らしになるからと、佳恵ちゃんも連れて参加してくれた。
翌日も休みなので飲みに出る話になり恭子を誘うと佳恵ちゃんもOkしてくれて出掛ける事に。
恭子が参加となると普段来ない奴まで参加して、いつものBOXがギュウギュウになる。
あまり話しなんてする機会が無いから、皆恭子とのお喋りに盛り上がっていた。
そしてお開きになり、帰ろうって事でタクシーに乗り込む。奥に一人、真ん中に俺、左に恭子と座り走り出した。すると、奥の奴が眠りだす。俺はチョッと意地悪したくなって左手を恭子の背中へまわし、お尻の方からパンツに刺し込んで尻穴を刺激する。
「!!!」恭子は驚いたようだったが抵抗はしない。一旦引き抜いて唾を付けて再度刺し込む。
そして尻穴を刺激しながら力を入れると菊門へと入ってゆく。
そんな悪戯をしていると途中で運転手さんに道を確認されたりして、バレるかもっていうドキドキ感に興奮してしまう。
そんな事をしていると先に降りる俺達の家の近くに到着した。
「オイ、俺達ここで降りるからな。」って、もう一人に声をかけ起こすと眠そうに返事をする。
代金をパッと見て、もう少し走って足りる分を渡して
「これで払っといてくれよ。」とタクシーを見送った。
「恭子、どうする?事務所に寄ってくかい。」
「もう、意地悪なんだから。」って事で事務所に入った…
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