電車を降りて会社までの間に
どう言うことか聞きました。
「一目惚れだったんだ。入社式から」
「それからずっと見ていたんだよ」
「美和を守るために一緒に通勤も始めたんだよ」
え?わざわざ私の乗車駅まで来ていたの?
「そうだよ。でも突然電車変えたよね」
「だから決めたんだ。家を出てから守ろうって。」
?どう言うこと?
「美和の隣の部屋。慌てて契約したよ」
「ちょうど空いていたから引っ越すか考えてはいたけど」
「だから美和が出かける時もドアの音で分かったよ」
「隣の部屋の音って結構聞こえるんだね」
「美和が友達に電話してるのも聞こえたし」
「1人で…エッチな事していたのもね…」
「でも俺も美和の声で一緒にイッてたよ。」
もう…目の前が真っ暗になりました。
そして1人走って会社に向かいました。
どうしよう…
彼の話が本当なら…ずっと隣に彼が住んでいた…
デートの時も、わざわざ私を送ってから
一旦駅に向かう振りをしていたの?
怖い…怖すぎる…
暫く私はビジネスホテルに泊まり、
彼からのLINEも未読スルーの日が続きました。
でも…私は困っていました…
彼と…エッチがしたくてたまらないのです。
本当に彼の虜になっていたのです。
ビジネスホテルで私は毎晩自分を慰めて過ごしました。
でも、自分でしてもイケないし虚しさすら感じる。
私は…頭がおかしいのかも知れない…
私の足は勝手に自宅に向かっていくのです。
そして
「隣の独身男性」の部屋のチャイムを鳴らすのでした。
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