翌日シズクは学校を休んだ。
そして昼過ぎに美子から電話があり外で逢うことになった。
おそらくシズクのことだ、、、
あまり気は進まない。
しかしいつに無く強引な美子に断ることが出来なかった。
それでも逢うとその美しくさに目を奪われる。
こうして二人で逢うことは初めてだ。
気のせいかメイクもいつになく念入りに見える。
すぐに美子が謝罪をしてきた。
「話は聞いたわ、、、今日はあの子には内緒で来ました、、、本当にごめんなさい、、、ナギサ君、シズクがとんでもないことを、、、」
「美子さんのせいじゃありません、、、頭を下げるのはやめて下さい、、、」
「いいえ、わたしのせいです、、、わたしの育て方が悪かったからです、、、」
「もう、やめにしませんか?俺たち別れたんです、、、お互いに忘れて別の道を、、、」
「何とかなりませんか?」
「えっ、、、」
「娘は後悔して反省もしてます、、、ずっと泣いて、ナギサ君ごめんなさいと、、、食事も取ろうとしません、、、」
「それは、、、」
可哀想だとは思う、、、
でもそれは自分が蒔いた種だ、、、
「勝手な言い分だとは思います、、、確かに娘は間違いを犯しました、、、でも間違いは誰にでもあると思うんです、、、あんなに悲しむ娘を見ると、母としてわたしも、、、」
「俺だって美子さんを苦しめたくはありません、、、でも、、、」
「シズクは酷いことをしました、、、でも心から後悔しています、、、もう二度と過ちはおかさないと思います、、、信じてあげてくれませんか?一度だけだったと、、、それに、、、最後まではゆるさなかったと言ってますし、、、」
あいつ、、、そんなウソを、、、
いや、、、母親に全てを打ち明けるのは酷な話かも知れない、、、
いずれにせよ真実を告げなければならない。
「残念ですがシズクさんは本当のことを言っていません、、、」
「そんな、、、シズクはわたしに全部話してくれたはずです、、、」
「最後まで、、、してます、、、しかも何度も、、、」
「そんなのウソです、、、最後までしたのはナギサ君だけだと、、、」
そういうごまかし方か、、、
「俺とは一度もしていません、、、シズクさんは初めてだと思ってましたから、、、大切にしていました、、、」
「ウソ、、でしょう?そんな、、、」
「証拠もあります、、、」
「証拠って?」
ナギサは動画を見せた。
つづく
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