シズクがよりにもよってあんな男と、、、
松田公平とは親しくはない。
だが評判は聞いてる。
シズクがマネージャーをしているバスケ部で180を越える長身でガッチリした身体つき。
顔立ちもそれなりのイケメンで女子には人気がある。
ただ髪を茶髪に染めチャラい性格で女癖が悪い。
弱い者には高飛車で強い者には媚をうる、、、
まともな人間なら相手にしない。
シズクだって知っていたはずだ。
そんな男に心をゆるし初めてを捧げるなんて、、、
しかしそれは現実だ。
その程度のオンナだったということだ。
ナギサはシズクを大切にしてきたつもりだ。
それが物足りなく松田を受け入れたなら、それは裏切りであり、その責任は自分で負うべきだ。
確かにショックは受けたがすぐに吹っ切ることが出来た。
あんなヤリチンでオンナしか頭にないオツムの軽い奴、、、
よくこの高校に入れたものだ、、、、
こんな動画を送りつけるなんて頭が空っぽどころかイカれてる。
ある意味セックスしか頭にないシズクとはお似合いかも知れない。
もうそんなことはどうでもいい、、、
それよりも、美子さん、、、
初めて逢ったときからその美貌が頭から離れなくなった。
確かに派手な美しさではない。
けれど日本人形のような上品に整った顔立ち。
良家に生まれ育ったお淑やかさを感じさせる物腰や仕草、、、
いつも控えめで夫と娘を第一に考える優しい女性。
それに華奢で細身の身体つきなのに意外に豊満な乳房とお尻を隠し持っていることをナギサは気付いていた。
美子はそれが知られることを気にして普段からカラダのラインが出る服装を避けているということも、、、
そんな奥ゆかしい性格も美子と接するうちに知ることになりナギサは益々美子に惹かれていった。
しかし、それは叶わぬ想いと分かっていることだ。
いつかシズクも母親のような素晴らしい女性になる、、、そう考え、美子への想いを封印し、シズクを大切ににしてきたのに、、、
シズクはもういい、、、
でも美子は、、、
完全に断ち切られた想いがナギサの心を苦しめていた。
ナギサはオンナを知っていた。
中二のときに近所の人妻に誘惑され童貞を失った。
背も高く優等生でかわいい顔立ちのナギサに目をつけたのだ。
キレイな胸とお尻の大きな色っぽい人妻だった。
みっちりとナギサを仕込んで愉しむつもりだった人妻はあっという間にナギサに夢中になった。
主導権を握っていたのは初めのうちだけ。
ナギサの持ち前の若さとものの逞しさ、そしてセックスの上達ぶりにあっけなく陥落した。
29の人妻が中学生のセックスにイカされまくり快楽に溺れていった。
そんな人妻も半年後に夫の転勤で引っ越していった。
しかしナギサはオンナに不自由することはなかった。
大人びた雰囲気をした美少年を周りの女達が放って置かなかった。
女子高生から人妻まで、逆ナンをはじめいろんなオンナが近づいてきた。
オンナは皆ナギサに入れあげた。
大人以上の逞しい性器、人妻にみっちりと仕込まれたテク、それなのに可愛らしい少年の風貌。
オンナは夢中になった。
逢えばセックスを求め欲望を剥き出しにして快楽を貪り喰らう、そんなオンナの浅ましさに嫌気がさして高校に入学したナギサは女を遠ざけることにした。
何人にも告られたが全て断った。
初めはシズクも、、、
しかし母親の美子を知り、シズクの一途さを信じ受け入れることにした。
美子をという気持ちはなかった。
いいや、なかったというよりも抑えていた。
そしてシズクの裏切りで抑える必要が無くなったの
に逢うことも出来なくなった。
つづく
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