ナギサは休日ミユキを誘った。
するとミユキの希望で藤堂家を訪ねることになった。
母親のミオリがたまには普段からお世話になっている娘の恋人に料理だけでもお礼として振る舞いたいとの申し出だった。
ミオリの美味しい手料理に舌鼓を打ちながら話が弾んだ。
相変わらずミオリは美しく若々しい。
四回目の訪問だが父親は今日も留守のようだ。
きっと仕事なのだろう。
まるで姉にしか見えないミオリは甲斐甲斐しくナギサの世話をやいてくれる。
「ママ、ナギッチはわたしの彼なんだからね、、、」
そう妬いてしまうほどだった。
二人は本当に仲が良い。
よく似てはいるがミオリの方が穏やかで表情も柔らかい。
二人は色違いのニットシャツとデニムのパンツを着ていた。
ミオリの方が小柄だが165はあるだろう。
ミユキよりは細身だが胸の迫力は引けを取らない。
これだけ女性の魅力に溢れた母子は滅多に目にしないだろう。
ミユキの部屋に入ると甘えるように抱きついてくる。
「ママとナギッチ、仲良すぎ、、、」
「そんなこと、全然ないだろう、、、」
「そんなことあるよ、、、でも少し嬉しい、、、」
「どうして?」
「だって、、、わたしの恋人のこと、ママが嫌うなんて嫌だもん、、、」
それはそうだよな、、、
「ところで、お父さんは今日も仕事なの?」
ミユキの表情が曇る。
「パパはあんまり家に帰って来ないんだ、、、」
「そうか、、、仕事が忙しいんだな、、、」
「違うよ、、、女がいるの、、、パパの秘書をしている人、、、」
「そう、、、なのか、、、」
「その女のところに入り浸っているの、、、ほとんど帰って来ない、、、」
「ゴメン、、、俺、へんなこと聞いて、、、」
「ううん、、、でもママが可哀想、、、あんなに美人で優しいのに、、、」
「そうだな、、、」
優しくミユキの髪を撫でる。
「だから、今日は本当はママがナギッチの顔を見たいと言うから家に誘ったの、、、」
「そうだったのか、、、」
「ママ、、、凄く愉しそうにしてた、、、ナギッチ、来てくれてありがとう、、、」
「ううん、、、ミユキは本当にいい子だな、、、」
「もう子供じゃないもん、、、ナギッチのオンナだもん、、、」
キスをして舌を絡め合う。
「ねえ、、、しよ、、、」
「でも、ミオリさんが、、、」
「大丈夫、、、部屋も離れてるし、、、分からないよ、、、それにママ、わたし達がエッチしてるの知ってるし、、、」
「そうなのか?」
「ママに言っちゃった、、、ナギッチに処女をあげたって、、、そしたら、ママがどうだったのって、、、」
母子って普通にこんなことも話すのか、、、
「痛かったけど、、、凄く優しくしてくれたって言ったよ、、、それにナギッチが凄く上手だから、すぐにイケるようになったって言っちゃった、、、」
「ええっ、、、」
そんなことまで、、、
「ママ、、、凄く羨ましそうだった、、、きっと、、レスだから、、、」
そう、、、なのか、、、あんなにキレイな人妻が、、、
「でも、ちゃんと避妊は気をつけるように言われた、、、凄く大切なことだって、、、でもそれはナギッチがちゃんと気遣ってくれると言ったら安心してた
よ、、、」
随分と理解のある母親だな、、、
でも考えてみたらミオリさんは16のときに母親になったわけだし、、、
「だから、、、ね、しよ、、、」
ナギサも本当はミユキを思い切り抱きたかった。
心の奥に残るシコリを忘れてしまいたかった。
「分かった、、、でも一回だけだぞ、、、」
「うん、、、ゴメンね、、、わたしばっかり、、、」
「なに言ってる、、、俺だってメチャクチャ、ミユキが抱きたかった、、、ずっとガマンしてるんだぞ、、、」
「嬉しい、、、ナギッチ、愛してる、、、」
つづく
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