次の日曜はナギサの誘いで二度目のデートをした。
今回、ナギサはハッキリと自分の気持ちを伝える決心をしていた。
ミユキはこの前と同じくナチュラルメイク。
白のブラウスにタイトミニのスカート、それにダークグレーのジャケットを羽織っている。
健康的な太ももが眩しい。
今日はOL風の出で立ちというところか、、、
まるで新入社員の初々しさと清楚な色気がマッチしてよく似合う。
そうミユキに告げると嬉しそうにして腕を絡めてきた。
柔らかな胸の感触が腕にあたる。
もう傍目からは完全な恋人同士だ。
ミユキの希望でアニメショップ行き、その後ミユキの家を訪れることになった。
「突然で悪いけど、ママがナギッチに逢いたいから連れてきて欲しいって、、、」
食事も準備して待っているとのことだった。
ナギサは快く受け入れた。
ミユキの母親はびっくりするほど若かった。
母親のミオリは16のときにミユキを産んだらしい。
今年33のはずなのに、どう見ても20代にしか見えない。
それに二人はよく似ている。
ミオリの方がやや小柄で髪はブロンドに染めミディアムボブだったが顔立ちや体型もそっくりだ。
ミユキが大人びているだけに二人はまるで姉妹のように見える。
そして仲もいい。
ただ父親の話が出たときだけ二人の表情に翳りを感じた。
気にはなったが、聞くわけにもいかず話題を切り替えていった。
愉しく食事を済ませミオリは用事があるからと出かけて行った。
二人はミユキの部屋でくつろいでいた。
女の子らしい装飾品が趣味良く飾られていて、ミユキの性格が表れてる素敵な部屋だった。
「ママがナギッチのこと、気に入ったみたい、、、」
「そうかな、、、それだったらいいけど、、、」
「剣道をしてるから、礼儀正しくて落ち着いているんだねって、、、成績も学年トップだと教えたら、わたしも頑張りなさいと言われちゃった、、、」
ペロっと舌を出す仕草が、また可愛い、、、
「ママもナギッチのこと、タイプだって、、、親子だと好みも似るのかな?」
「まあ、お世辞じゃないのか?それよりも、、、藤堂って、俺のどこがいいと思ってるの?」
「それは、、、まず、背が高くて、、、強くて、カッコよくて、、、あと優しくて、頭がいいのに偉ぶったりしないところかな?でも一番好きなのは、やっぱ顔だな、、、」
「なんだよ、それ、、、あんまり嬉しくないかも、、、」
「だって、、、初めてナギサを見たとき、ドキンとしたんだもん、、、すごい好みの顔してるって、、、一目惚れだったんだから、、、ずっと好きだったんだよ、、、」
「ゴメン、、、全然気づかなかった、、、」
「いいの、、、隠してたから、、、だって、、、」
シズクがいたから、、、だよな、、、
つづく
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