夫のヤマトと知り合ったのは四年前の打ち上げパーティーだった。
国内では有数の一流企業の人事部セキュリティ課の責任者だと紹介された。
当時32だったヤマトはエリート中のエリートといって差し支えがない。
そのうえ、整った顔立ちは好みだし、背も高く、穏やかそうな態度には偉ぶった感じがまるでない。
まさしくミオのタイプの男性だった。
ミオは外見には自信があり、どんな男もその美貌に惹かれアプローチをかけてくるが、ヤマトに関してはまるでそれがなかった。
自然体で仕事の事を尋ねてきた、
ミオは仕事にも自信がある。
今はサブだが、すぐにチーフになれると思っている。
そして実際にそうなった。
ミオは当時28だったが結婚はまだ先でいいと考えていた。
仕事が楽しいし、まだキャリアを積んでから、、、
それなのにヤマトを見たときにピーンときた、、、
この人がいい、、、
この人と結婚したら、わたしは幸せになれる、、、
二次会でもしきりに声をかけ、自分から連絡先を交換した。
そんなことは初めてだ。
いつも男の方から聞かれていた。
その後しばらくはヤマトからの誘いを待っていたが
待てど暮らせど連絡すらない。
ミオはもうなりふりなどかまっていられなかった。
あんな優良物件、いつ横からかっさらわれるか分からないのだ。
ミオからの積極的なアプローチが始まった。
何度か逢ってるうちにヤマトは心を開いてくれるようになった。
ヤマトは外見だけではなかった。
ぶっきらぼうなところはあるが、優しく裏表がない実直で信頼の置ける男だった。
なかなか今の時代にはいない、まさしくミオのタイプの男性だ。
益々好きになっていった。
これはもう勝負しかない、、、
五回目のデートの別れ際にハッキリと気持ちを伝えた。
「わたしはヤマトさんが本気で好きです、、、今すぐではないですが、ヤマトさんのお嫁さんになりたいと思っています、、、」
初めての自分からの告白だった。
ヤマトはただ驚いた顔をしていた。
「いや、、、ミオさんには俺なんかよりも、ずっと相応しい人がいると思っていました、、、びっくりしました、、、でも、俺もミオさんが好きです、、、俺のほうこそ付き合って下さい、、、」
ミオは嬉しくて泣いてしまった。
優しくヤマトが涙を拭いてくれて、二人は初めてのキスをした。
そして次の次のデートで二人は結ばれた。
それはミオの予想とは違っていた。
20人以上の男と経験のあるミオにとっても最高のセックスだった。
今までのどの男よりも逞しく大きな男性器、そして何よりもミオが感じることを第一に考えてくれる愛情の籠もったセックス、、、
ミオが一番に望んでいたものだ、、、
まさしく想定外だった。
ミオはもうヤマトに夢中だった。
この人は絶対に離さない、、、
二人はその半年後に結婚した。
ミオは膣からザーメンを滴らせながらケンジをベッドにいざなった。
もっと、、、もっと欲しい、、、
ザーメンまみれのペニスを愛おしげに舐めシャブり乳首を指先で刺激する。
「うっ!くうっ、、、」
ケンジがのけ反る、、、
大きくて逞しいチ○ポ、、、
それなのに、、、カワイイ、、、
わたしに夢中な男、、、
恋人はいるが、わたしに比べたらすべてがクズだと断
言してる、、、
フフッ、可哀想、、、
再びケンジのオトコが猛り狂う。
ミオは跨った、、、
「オマ○コいっぱいするからね、、、朝まで、わたしをイカせ続けて貰うからね!」
腰を沈める。
「ああっ!ケンジのチ○ポ、デカいぃ!」
「ああっ、チーフ!」
ケンジは傅く奴隷のようにミオを呼んだ。
ヤマトはマンションに戻りパソコンを立ち上げた。
仕事のメールを確認する。
妻のミオは夕方に帰ってくるはずだ。
俺も浮気をしてしまったな、、、
初めての浮気、、、
それなのに罪悪感を感じることはない、、、
ハルミのことは今でも好きだ、、忘れたことはない、、、
そして、、、何よりもヤマトは妻の浮気を知っていた、、、
相手が誰であるかも、、、
興信所に依頼して証拠集めにかかっている。
今回もおそらく一緒に行動しているはずだ。
また証拠が増えるな、、、
3ヶ月前からミオの怪しい態度と行動が増えてきた、、、スマホ、残業、そして出張、、、
そしていきなりベタベタしてきてはセックスを求めたりしてくる。
セックスの嗜好にもその変化はあった。
やたらに積極的に責めてくるようになった。
以前はどちらかといえば受け身系だったのに、、、
それでもまさかという気持ちの方が大きかった、、、
半ばヤマトの思い違いを確認したいがための調査依頼だった。
結果は、、、真っ黒だった、、、
ヤマトはファイルを立ち上げた。
興信所に薦められ部屋に取り付けた監視カメラ、、、
録画されていた動画を再生する。
ミオが寝室でオナニーに耽っていた。
ただその手にはスマホが握られ電話をしていた。
テレフォンセックスだ、、、
カラダを震わせケンジと呼びながら絶頂するミオが映っていた。
ヤマトが出張中にケンジを連れ込んだ動画もある。
リビングでソファにふんぞり返るケンジにミオが丹念にフェラチオを施していた。
そして夫婦のベッドで狂ったようにセックスをしていた。
ナマで、、、中出しで、、、
そして丁寧なことに、お掃除フェラまで、、、
俺も、、、同罪か、、、
ハルミを抱いた、、、
そのせいなのか、、、ミオへの怒りは収まりを感じる。
それ以上にミオへの気持ちがもう欠片も残っていない、、、
いや、、、最初からなかったのかも、、、
結論を出さなければ、、、
それにはもっと証拠がいる、、、
しかし、もう心は決まってる、、、
同窓会から四日後のこと。
ヤマトは待ち合わせのカフェで相手を待っている。
仕事を早めに切り上げ20分前には着いていた。
そして10分後待ち人は来た、、、
「待たせて、ゴメンね、、、」
それはミナミだった。
「いや、俺が早すぎただけだから、、、」
ミナミが微笑んでいた。
そう、まるで高校時代のように、、、
昼の休憩時間、突然の電話だった。
少しだけでいいから逢えないかな?
その誘いをヤマトは即座に受け入れた。
目の前のミナミに改めて見惚れてしまう。
こいつ、、、本当に中学生の子供がいるのかよ、、、
確かに大人っぽくはなった。
しかしそれは年を取ったというよりも、より女らしく成長したという感じだ。
「フフッ、どうしたの?ジッと見ちゃって、、、」
「いや、、、キレイだなと思って、、、」
ポロリと本音が漏れる。
「もう、、、川島くんは変わらないね、、、」
「スマン、、、でもお世辞じゃないぞ、、、」
「大丈夫、川島くんの言い方はイヤミがないから、、、正直、嬉しいよ、、、」
ミナミがはにかむように微笑む。
そしてそんなミナミにドキドキしてる自分、、、
まるでオレ、、、ガキだな、、、
「ところで板橋、、、あっ、ゴメン、、和泉だよな、、、」
「いいよ、、、板橋で、、、」
「いや、、、なんか、俺の中ではずっと板橋で、、、そう言ってくれると助かるよ、、、」
「うん、全然OKだよ、、、なんだかわたしも嬉しいかも、、、」
ニコニコしてる、、、
くそっ、やっぱ可愛いよな、、、
「続きだけど何かあったのか?}
「ううん、、、別に、、、ただ余り話せなかったから、、、川島くんともっと話したいと思ったんだよ、、、」
てっきり和泉のことを相談されるのかと思っていた。
「そうか、、、」
「迷惑だった?」
「いや全然、、、俺もさ、板橋と話したいと思ってたから、、、」
「本当に?嬉しい、、、そういえばあのときね、、、」
瞳をキラキラさせてミナミが話し始めた。
つづく
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