「コ、コラ!」って慌てて引き離す。
「酔ってんの?こんなオヤジ相手に。」
「違います。本気です。」
って抱き着いて来る。
「親子ほど差があるんだからダメだよ。」と窘めると
「無理です。歳の差なんて関係ありません。私もう、一人の男性としてパパの事を好きになっちゃってます。」
って言ってくる。
「ダメだって、俺は家もあるし、カァよりも上の子だって居るんだよ。」
「そんな事は解っています。」
「だったらダメじゃないか。」
「ダメじゃ無いんです。もう止められないんです。」と、また抱き着く。
「ダメ?」って、可愛らしい顔で見つめられて言われると男って弱いよね。
イケない事だと頭で解っていても、ついつい気を許してしまう。
俺は「絶対に秘密だからね。」と、kissをしてしまっていた。
カラオケボックスのBGMが鳴り響いてる中で50過ぎのオヤジが子供よりも若い子に告白される。
「実は、今日もしかしたら体を… って言われるかも知れない。でも、パパならって覚悟で来たの。」
「そんな事ある訳がないだろ。バカだなぁ。(笑)」
「バカですよ私。でも、前からパパの事は気になってたし、そんな事もあったって構わないって… 」
とkissを求めてくるので、舌を絡ませてしまう。
「じゃぁ、もしもだよ。俺が、カァ を抱きたいって言ったら?」
って聞くと、顔を赤らめ恥ずかしそうに
「ホ、ホントは抱いて欲しいくらいなんです。」
「何で俺なの?カァ に合う男なんてイッパイ居るよ。」
「さっきも言ったけど、私ホントにファザコンを拗らせちゃってて、パパの様な年代の人が好きで仕方なくって… で、前からイイなぁって思ってたパパに助けて貰って喜んでたら、デートなんて言われて。もうココしかチャンスが無いって思って… 」
「本気?」
「ハイ。」
「でも、俺は家庭があって絶対に壊せないから、カァとは本気にはなれないよ。」
「それでもイイんです。彼氏とは言わないけど、私の大好きな存在でいて欲しいんです。」
「じゃ、聞いてみるけど、今夜は?」
「覚悟は出来ています。」
って事で、カラオケどころじゃなくなり店を出る事にした。
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