三年になりクラス替えがあったが二人は変わらず一緒になることが出来た。
二人の絆は更に深まり満ち足りた日々が過ぎていった。
ある日の放課後、担任の教師に頼まれた作業をすませ、手伝ってくれたユウカと教室へ戻るとアリサが一人佇んでいた。
他には誰もいなかった。
「リョウタ、、、」
声をかけてきたがユウカを見て口を噤む。
「どうした、、、話でもあるのか?」
そこへ横川が入ってきた。
「アリサ、なにやってる、、、帰るぞ、、、」
ふてぶてしいほどに傲慢な態度だった。
「なんだよ、、、幼馴染の五代くんかよ、、、それに、、、」
ニヤついた顔をしてユウカを見つめてくる。
「アリサはもう俺のオンナだから手を出すなよ、、、フッ、バージンもいただいたし、今いろいろ仕込んでるところだからな、、、」
やはり二人は、、、
それにしても、、、やっぱりこいつはクズだ、、、
こんなヤツと、、、
アリサは俯いてしまっている。
「行くぞ、アリサ、、、」
わざとらしく肩に手をやり歩きだすが、不意に振り向き再び声をかけてきた。
「それと五代、、、お前の隣にいるオンナ、、、俺のお古だって知ってるか?」
「えっ、、、」
「ハメまくったぜ、、、スゲェ乳してるだろう?騎乗位が好きでよ、、、」
ユウカが青ざめている、、、まさか、、、
「スケベなフェラしやがるし、、、好きモノだろう?
俺は何度もやっつけてやったぜ、、、叫びまくりのイキまくりだった、、、」
こいつ、、、
怒りがこみ上げる。
「まあ、精々俺の仕込んだテクを楽しむんだな、、、それにヘタレ五代じゃ物足りないだろう?、ユウカ、いつでもまた抱いてやるぞ、、、」
もう無理だ、抑えきれない、、、
殴りつけようとしたとき、、、
パシーン
乾いた音が響き渡る。
「クズ!」
ユウカがジュンペイをビンタしていた。
「このアマ!」
ジュンペイが拳を振り上げる。
すぐさまリョウタがその手を捻り上げた。
「ぐっ、ウォッ、痛え!離せ、、、グエッ、やめろ、やめてくれ!」
「このクズが、、、」
折ってやろうか、、、
「リョウタ、やめて!」
ユウカがすがってくる。
ハッとして手を離す。
ジュンペイは怯えた目でリョウタを見ていた。
「くそっ、、、」
アリサの手を掴み逃げるように出て行った。
沈黙が流れた、、、
「リョウタ、、、わたし、、、」
すがるような目をしてる。
ユウカはジュンペイと関係を持っていた、、、
やりまくってたとクズが言ってた、、、
まさか、、、
「さっき俺をとめたのは、、、ヤツを庇うためか?」
驚いた顔をしてリョウタを見つめてくる。
「何を、、、言ってるの、、、」
「あのビンタも、、、横川がケガしないように、、、」
つづく
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