「ところで、、、アリサが横川と付き合ってるって本当なのか?」
「そうみたいだね、、、」
ユウカの表情が曇る。
リョウタは以前から横川のことが気にくわない。
裏表があって女癖が悪い。
「アリサのやつ、、、大丈夫かな、、、」
「うん、、、」
何と答えたらいいのかユウカも困っているようだ。
「アリサの初めてを貰ったとか言いふらしてるらしいけど、そんなこと言う必要なんてないだろう、、、」
「わたしもそう思うけど、、、二人は熱々だって、、、」
「そうか、、、あいつが幸せだったら俺がとやかく言ってもしょうが無いけど、、、」
「ねえ、、、それより、リョウタ、、、」
甘えるように抱きついてくる。
唇を重ねて舌を絡め合う。
「今日はキスだけだね、、、」
残念そうにユウカが言う。
下には両親がいる。
「そうだな、、、でも俺、ユウカのオッパイ見たい、、、」
「このオッパイ小僧が、、、」
「違うよ、、、ユウカのだけだよ、、、」
首筋にキスをして乳房をまさぐる。
「あっあっ、、、ダメ、、、」
ホックを外し乳首を吸う。
「アン、いい、、、リョウタ、わたしのオッパイ、、、そんなに好き?」
「大きくてカタチもキレイで、大好きだよ、、、」
「嬉しい、、、あっ、あ~ん、、、ねえ、、、今度ラブホデートしよ、、、一緒にお風呂入ってリョウタの大好きなオッパイで洗ってあげる、、、そしていっぱいセックスしよ、、、」
「ああっ、ユウカ、、、」
ギンギンに反り返ったリョウタを手と口で鎮めてくれた。
ジュンペイに抱かれるたびに益々感じるようになっていくカラダ、、、
アリサはジュンペイとの関係に溺れながらもリョウタへの想いを断ち切ることができずにいた。
リョウタと積み重ねてきた年月、、、
忘れることなど出来ない、、、やっぱり好きだ、、、
もし告白されたら躊躇なく受け入れる。
そしてリョウタに抱かれる。
リョウタの初めては誰にも渡さない、、、
全部わたしが教えるんだ、、、
わたし達は似合いのカップルだ。
みんなに信頼されるリョウタにみんなに好かれる可愛いわたし、、、
みんなが祝福してくれる。
そして、、、できればジュンペイとの関係も、、、秘密で続けたい、、、
ジュンペイのセックスは刺激的で最高に気持ちが良くて、、、もう離れることなど出来ない。
顔もリョウタよりいいし、、、ジュンペイも好き🩷
でもジュンペイはデートはしてくれないし、逢えばセックスばかり、、、
しかも自分が満足したらお終い、、、
だんだんセックスもおざなりになってきたような気がする。
最近はわたしにさせるだけ、、、
彼の目の前でオナニーさせられたり、、、
フェラをしたらすぐに入れてくる。
イカせてはくれるけど、、、
もっとキスもクンニもして欲しい、、、
それでいてナマでさせろと言ってくる。
それだけは断ってるけど、機嫌が悪くなる。
それに独占欲が強く内緒のはずなのに俺のオンナだと自慢してるらしい、、、
もしもそれがリョウタの耳に入ったら、、、
そのときは誤魔化すしかない。
そんなのただの噂だと、、、
そんなとき逆にリョウタがユウカと付き合っているという噂を耳にした。
そういえば二人でいるところを目にすることがあった、、、
でも、、、まさか、、、
アリサはユウカに問い質すことにした。
「ユウカ、、、リョウタと付き合ってるって本当なの?」
「うん、、、本当だよ、、、」
はにかむようにそう応えるとすぐに行ってしまった。
なに、、、あの幸せそうな満ち足りた表情。
この子、こんなだっけ、、、
もっと自信有りげで男なんてという感じだったのに、、、
なんなのよ、、、
そんなの信じないから、、、
もうリョウタに直接聞く、、、
リョウタが教室に入ってきたのを捕まえ廊下に出る。
ジュンペイと関係を持つようになってから何となく避けていた。
「なんだよいきなり、、、そういえば久しぶりだな?」
「そんなのいいから、、、ユウカと付き合ってるって、、、ウソなんだよね?」
「本当だよ。」
あっさりと言われてしまう。
「えっ、、、」
頭がカッとなる。
「何よ、わたしに断りもなく!」
「そんな必要あるのか?お前だって横川と、、、」
「へんな想像しないで、、、わたし達はそんな関係じゃない、、、ジュンペイはリョウタと違って紳士なの、、、ずっと大人で優しくて、わたしを大切にしてくれるんだから、、、」
わたし、ウソついてる、、、リョウタを誤魔化してる、、、
「ふーん、あの横川が?まさか、、、アリサ、あいつはやめろ、、、あいつはダメだ、、、」
「ジュンペイを侮辱しないで!何も知らないくせに、、、リョウタでもわたし赦さないからね、、、」
「お前、、、変わったな、、、」
寂しそうな目、、、
そんな目で見ないでよ、、、
「わたし、、、バージンだから、、、運命の人にあげるんだから、、、」
わたし、最低な嘘つきだ、、、
「そうか、、、自分を大切にしろよ、、、じゃあな、、、」
リョウタが背を向ける。
「待って、、、リョウタにあげる、、、わたしの初めてあげる、、、」
「ないものは貰えない、、、」
やっぱり知ってるんだ、、、
「リョウタ、、、ユウカとシタの?」
「お前に応える必要はない、、、」
その時ユウカがやって来た。
「リョウタ、帰ろ、、、」
腕を絡めて身を寄せる。
全部聞かれてたんだ、、、
あのユウカの蕩けきった表情、、、
身も心も満たされたオンナの顔、、、
リョウタの全てを信じ切ってる、、、
それに比べてわたしは、、、
セックスだけ、、、快楽だけ、、、
本当はリョウタの横にいるのはわたしだった。
悔しい、、、苦しい、、、
アリサは立ち尽くし、いつまでも二人の後ろ姿を見つめていた。
つづく
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