風香はひでみの性欲の強さに驚いた。
食欲旺盛な女性は性欲が強い、ひでみとの付き合いで食欲旺盛は知っていたし、それ以上にひでみの男性遍歴も少なからず知るようになった。
初めて会ったのは、やはりカークラブで単一車種のクラブだが車のカラーやグレードが特別な限定車で同じだったので、すぐに仲良くなった。最初の印象は年齢の割に世間知らずな感じがした。決して世間知らずのお嬢様とは思わなかったのは男性への接し方だった。妙に近い距離をとる、あれでは勘違いされないのか?既婚男性に積極的にアプローチなどお嬢様には見えない感じであった。
実際には父親が工場を経営していてある程度裕福なのであるが・・やはり既婚男性に擦り寄る姿は旦那と子供を持つ身としては良くは感じない。
周りにいる女性も同意見であった。同性としての嫌悪感を持ったのは事実である。
では何故今回そんなひでみをレズに誘ったのか?
風香自身も性欲は強い方だが他の男性と不倫はするつもりはなかった。旦那だけで満足しているわけではない。性欲は30代後半から自覚するほど高まる。
たまたま紹介してもらったマッサージでレズの世界を知った。男性でないから浮気ではない、心は旦那にある。あくまでマッサージであると最初は言い訳のような理由があったが、今は男性同様に女性も好きと言えた。マッサージ師との交際からレズを知り、その後別の女性と付き合ったが今はまた元マッサージ師と交際していた。
レズの良いところは終わりなき絶頂である。絶頂手前付近で長く楽しめるのは相手が同性だから、男性の射精とはメカニズムが違う。
ひでみは不倫ばかりしている。不倫に純愛はないが風香の持論である。
不倫は男性の妻に言えないセックスをする場である。それは男性だけでなく女性も真剣交際の彼とは出来ないセックスかもしれない。
ひでみは特に歳の離れた男性ばかり交際しているのは噂だけでなく本人からも聞いている。
ある程度の色々なセックスを経験した男性とひでみは付き合ってきたのである。
たまにおしゃべりな男性からポロッとひでみの話題が出たり、アナルセックスは想定内だし中年オヤジとの温泉での画像もネットで見た。
最近のひでみを心配するとかは表向きの理由で30年以上不倫男の性欲処理を担当した女がどんなものかを知りたかった。
結果は気持ちが無く、ひたすら自分の快楽を求める女であった。
貝合わせや極太ペニバンや双頭バイブなどひでみから風香の持ち物を見て
「次はコレ使ってください」
と貪欲に求めてくるひでみはモンスターであった。
不倫での噂は酷いものもある。これだけ浮いた話があれば相手の奥さんにバレる。訴えられ200万払ったこともあるらしい。不倫相手の後ろにいる家族の事など全く気に求めず罪悪感も持たずに妻子ある男性と食事だけからお泊りまでするのだ。
風香はホテルでひでみと朝食を食べながら何とか平穏を装いレズも良かったと・・しかしひでみと別れて自宅に帰る途中に気分が悪くなり車を停めて吐いた。朝食が吐き出された。
一晩、ひでみと言う女性といてレズを楽しんだけれど、精神的には嫌な気持ちにさせられたと言うのが結果であろう。
続く
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