カイリが帰って来てもイブキにはマネージャーの仕事もあり、互いの都合が合わず逢うことが出来なかった。
しかしその合間をみてコウヘイとの関係は続けられた。
ずっと自分を見守ってくれたカイリのことはすごく好きだ。
一番大切に思っている。
けれどコウヘイが与えてくれる強烈な快楽も手放したくない。
それにいつも可愛い❤️キレイだ💗と褒めてくれるし、本気で好きになったのはイブキだけだと言われると、嬉しい気持ちが込み上げてきて愛おしさを抑えきれなくなってしまう。
相手は学校一のイケメン、、、しかもセックスは最高だ、、、
でもこのままではいけないという気持ちはあった。
カイリへのうしろめたさもある。
何も知らないカイリは忙しそうなイブキを気遣って逢うことを我慢してくれている。
それなのにわたしは、、、
時間の合間を見つけてはコウヘイと淫らなことを、、、
セックスに溺れてしまう自分が嫌になる、、、
こんなこと、、、誰かに知られる前に終わらせないと、、、
取り返しのつかないことになる。
イブキは悩んだ末に夏休みが終わったら少しずつコウヘイとは距離を置くようにしようと心に決めた。
そしてカイリだけに尽くしていこう。
セックスもわたしの方から積極的に誘って、、、
初めは満足出来ないと思うけど、、、それとなくわたしがリードして教えていけばきっと、、、
夏休み最後の日、イブキはカイリと逢う約束をしてる。
本当に久しぶりのデート。
怖い気持ちもあるけど、、、すごく逢いたい、、、きっとカイリだって、、、
思いきってカイリと最後まで、、、
カイリは初めてだし気付かれないとは思うけど、、、
わたしもちゃんと初めてのフリをしなくちゃ、、、
すごくドキドキする、、、
カイリの童貞をわたしが奪う。
わたしのカラダでカイリが男になる、、、
そう思っていたのに、、、
コウヘイに誘われた。
悩んだけれど、、、
もうこれからはコウヘイとの時間はそれほど取れなくなる。
それに少し距離を置きたいと告げるにはいい機会かも、、、
そう考えて、外せない急用ができて逢えなくなったとカイリに連絡を入れた。
それなら仕方がないと言ってはくれたけど、、、カイリの声は寂しそうだった。
ゴメンねカイリ、、、
でも二学期になったらイッパイ挽回するから、、、
ガマンしてね、、、
その日二人は隣町の駅前で待ち合わせをした。
昼前だというのに食事を済ませラブホの前で立ち止まる。
男と女がセックスだけをする場所。
恋人繋ぎにした手を強く握り締め熱く見つめ合う。
こんなにカッコいい男と思いきり愛し合う、、、
カラダが熱くなり濡れる。
時間をかけて逢えるのはこれが最後、、、
いっぱいセックスしたい、、、
コウヘイと激しく乱れたい、、、
何もかも忘れて淫らになろう、、、
イブキは甘えながらコウヘイに身を寄せラブホに入って行った。
つづく
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