「違うの、、、カイリ、違うんだよ、、、」
「何が違うんだ?」
「おかしくなってた、、、セックスで、、、」
「そんなに気持ち良かったということか?」
「ゴメン、、、コウヘイ、、くん、、、すごく上手で、、、訳がわからなくなって、、、だから、、、本気で言ってるんじゃない、、、」
「あんな男が、、、そんなに良かったのか?」
「、、、うん、、、それにコウヘイくん、、、みんなが言うような人じゃないよ、、、でもカイリの方が好き、、、これはウソじゃない、、、」
「お前はバカか?こんなハメ撮りするヤツなんてクズにきまってるだろう、、、もういい、もうお前のこと好きじゃなくなった、、、別れる、、、帰ってくれ、、、」
「イヤだ、、、別れない、、、わたしが一番好きなのはカイリなの、、、これから証明する、、、」
イブキはやにわに服を脱ぎ始めた。
「何をしてる?」
「カイリとセックスする!わたしの気持ちを分かってもらう!」
イブキは下着姿になった。
ブラとショーツはお揃いで黒のレースだった。
高校生とは思えない大人びたもの。
メリハリの効いたカラダに皮肉なほど似合っていた。
男を知っているカラダ、、、
イブキは、、、俺の大切だったイブキはヤツにオンナにされ、変えられてしまった、、、
「無駄だ、、、お前とは絶対にしない、、やめろ!」
「やめない!カイリとセックスして、カイリのものになる!」
イブキはブラのホックに手を伸ばした。
「よしなさい!」
母のカナコが突然入ってきた。
「母さん、、、」
イブキは驚きカラダが固まってしまう。
「イブキちゃん、、、服を着て、、、」
ノロノロと服を身に着けようとするイブキをカナコが手伝う。
「イブキちゃん、、、こんなことをしても何の解決にもならないこと、分かってるよね?」
イブキは黙って頷いている。
「ごめんなさい、、、おばさん、二人に飲み物を持ってきて、、、話を聞いてしまったの、、、」
聞かれてしまった、、、
「おばさん、、、小さい頃からイブキちゃんのこと娘のように思ってきた、、、だからガッカリしたし、すごく悲しくなった、、、でもヤケを起こしたりしたらダメ、、、余計に傷つくだけ、、、しっかり考えて、自分を見つめ直しなさい、、、さあ、おばさんが送っていくわ、、、」
そしてカイリを部屋に残し、二人は家を出た。
「イブキちゃん、、、避妊はちゃんとしないとダメよ、、、女の子のカラダは傷つきやすいの、、、それに病気だって、、、分かるわね?」
「はい、、、おばさん、、、ごめんなさい、、、わたし、、、カイリに甘えてた、、、カイリを、、、裏切った、、、」
「イブキちゃんの人生はイブキちゃんが決めるの、、、だから自分で責任を取らないといけない、、、カイリもそう、、、でもどうしても困った事があったらご両親やわたしに相談しなさい、、、分かったわね?」
「おばさん、、、」
イブキの頬を涙が伝う。
カナコは優しくイブキの肩を抱いた。
翌日イブキは学校を休んだ。
昨夜戻ってきた母にカイリは告げた。
「イブキとは別れるよ、、、」
「そう、、、決めるのはカイリだから、、、でも別れても幼馴染は変わらないのよ、、、これからもイブキちゃんが困ったときは、、、ね?」
「努力する、、、」
小さく応え部屋に戻った。
そんなこと言われても、、、
わだかまりはある、、、
イブキは俺といるよりアイツと逢うことを選んだ。
二人で楽しそうにイチャイチャして、、、
見つめ合って、何度もキスをして、、、
チ○ポをシャブって、、、
アソコを舐められて、、、
カラダを繋げて、セックスしまくった、、、
それなのに俺が好き?
信じる気にもなれないし、、、気持ちが悪い、、、
あんなオンナ、、、もう好きでもなんでもない、、、
胸糞が悪くなる。
「カイリくん?」
スズネが目の前に立っていた。
「あっ、、、スズネ、、、」
「何かあったの?顔色が悪いけど、、、」
スズネにはイブキのことを相談していた。
「昨日の夜、イブキが来た、、、」
「そうなの、、、それで?」
「アイツ、、、最初は誤魔化そうとしたけど、、、浮気を認めたよ、、、そして別れた、、、」
「うん、、、そっか、、、」
「俺はムリだ、、、あんなことされて、、、」
「当然だと思う、、、イブキのシタことは酷過ぎる、、、」
「でもスズネはイブキの親友だから、、、」
「もう違う、、、イブキのシタことは、わたしへの裏切りでもあるの、、、だから、わたしはカイリの味方だよ、、、」
「いいのか?それで?」
「いいの、、、だから、これからはわたしになんでも言って、、、わたし、イブキの代わりになる、、、」
「代わりって?」
「あっ、、、友達、、、ていうことだよ、、、」
珍しくイブキが何か動揺してる。
「ありがとうな、、、俺、アイツのこと信じてたから、、、正直キツイ、、、」
「分かってる、、、わたし何でもするから、、、ずっとそばにいるから、、、」
やっぱスズネはクールだけど本当に優しい。
スズネは暖かい瞳で俺を見つめてくれた。
つづく
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