席に着いてすぐに、平置き型の社内電話が点滅した。受話器を取ると、やたら色っぽい声の女。
「わたし、さっき比和田さんから、あなたを紹介されたシニアコンシューマーアシスト部の藤原瑞希って言います。ちなみに課長職。
ナオさん、あなたが役立つ人材だから、新企画の社内モニター部に時々顔出させてあげてって頼まれたの」
できる女達はちがう。口裏合わせで作ったウソを本業に変えてしまったようだ。
「はい、それはいいですけれど、、、どんなことするんですか、業務が立て込んでるわけでもないんですけど、、いきなりですと、、、」
俺は用心深く、相手の真意を探った。
「来ればわかるわ、、あなたが喜びそうなことよ、、、それじゃあ、今、すぐに11階のシニコンに来てね。わたしからそちらの永峰夕花に言っとくから、外出連絡簿は書かなくていいわよ」
永峰夕花は俺のセクションの課長職だ。藤原課長に気に入られたら、自分の評価がもっと上がりそうだ。
11階は通称シニコンと言われているシニアコンシューマーのための下着開発のセクション。シニアコンシューマーアシスト部と言うのが面倒だから、みんなシニコンと呼んでる。
今いるコンシューマーアシスト部は年齢が18〜25才までの女の子達が勤めてる。26歳になると18人のうちの10人がシニコンに移動して、そのほかの女の子8人(それに確実に俺もそうだから9人か)が管理セクションに回される。
10人の平均年齢は32,3だから、案外若い。彼女達は今、俺がいるセクションでいちばん魅力的な女性が選抜される。顔もスタイルも抜群なイイ女ばかりだ。オフィスから出ない管理セクションよりも、外に出てモニター探しをしたり、営業をかけたりするために、美人を集めてるにちがいない。
俺は正直言って、毎朝、エレベーターで一緒になるちょっと年上の熟女手前の女の子達を襲いたくなるくらいだ。むちむちした太ももや突起した乳首の女体を目の前にして、そう思わない男はいないだろう。
シニコンは、30代から40代向けのブラとパンティーを開発してる。
社員のなかには、結婚して小さな子供がいる若いお母さんもいれば、まだ独身の女もいる。でも、このセクションの半数の5、6人には共通点があった。
母乳が出る女達、それが彼女達に共通するからだの特徴。
母乳育児をしてる消費者層が大きなマーケットだから、会社としても母乳が出る社員達のアイデアを製品に活かしたい。
そんな理由で、母乳育児が必要なくなっても断乳しない女子社員や体質的に絞り出せばミルクが出る女子社員が集まっている。
母乳モノのAVを見ながらオナニーしてる俺は、1階下のオフィスで繰り広げられてることをいろいろ妄想しながら、弾んだ気持ちで階段を降りた。階段を降りるときには、妄想だけで興奮して、勃起してる自分が可笑しくて笑った。
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