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久しぶりの休日デート
デートと言っても買い物がメイン
俺の姪っ子に赤ちゃんが出来たって連絡が入って
そのお祝いの買い出し。
「ねえ赤ちゃんはどっち?男?女?」
「女の子って言ってた」
「うっし気合入った!!」
貴子にとって女の子を産む事が夢らしい。
その日一日、貴子はずっとニコニコ
女の子の赤ちゃんの服やら靴下やら
探してショッピングするのが本当に楽しかったみたい。
そんな時。
「あれ?貴姉じゃん、何してんの?」
若い男の声が。
振り返ると、俺より身長が15センチは高い
スリムマッチョな超イケメン。
横にはショートウルフのハイパーボデイのボーイッシュ美少女。
ハイパーボデイがいきなり貴子に抱き着いた。
「お姉ちゃん・・・おひさ!!!」
「雄二も早苗も何してんの?」
「早苗がガ〇ダムの新しい映画見たいって言うから
付き合って見て来たんだよ、貴姉」
「この人は?」イケメンが俺のほうを向いて。
「もしかして?この人が貴姉の新しい下僕?」
貴子が
「違うよ、紹介するね。こちら冬馬さん私の所有者。」
「ええええええええええええええーーーーー」
「所有者????????」
「貴姉、下僕じゃ無くて?????」
「そうだよ、私は冬馬様の”所有物”」
何故か二人の視線が、俺を憐れんでるように・・・・
「こっちは雄二、これが早苗、私の兄弟」
「初めまして」俺。
「初めまして」雄二と早苗。
「冬馬、私と雄二と早苗って似てないでしょ、それぞれの親の連れ子なのよ」
なるほど、それで合点がいった。
「冬馬さん大変ですよね、貴姉の所有者だなんて」
「何よそれどうゆう意味なの?」怒った顔の貴子。
「だって俺と早苗が最初に思った貴姉の印象が”この人にはついていけねえ”やもん」
早苗が、「だって初めて貴姉と会った時の最初の挨拶が
”私は貴子あなたたちのご主人様、あなたたちは今日から私の下僕、よくって”」
「父さんのポカーンとした顔、もう何が何だか」雄二と早苗(大爆笑)。
俺も笑いたかったが、今笑うと貴子にグウで殴られるのでじっと我慢我慢。
「いいじゃないあなた達、年下なんだから」と真顔の貴子。
「まあ、いいけどね。貴姉、優しい人だってその後すぐわかったから」
「ただ、貴姉が作ってくれたクッキーは”これ修行か?”って思ったけど」
雄二と早苗(大爆笑)、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪と
頷く俺に貴子のグーパンチがヒット!!(涙)。
この三人とても仲がいい、年齢は離れて雄二君が23歳、イタリアレストランで
修行中、早苗さんは19歳の女子大生。
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