******** 07
日曜の朝、開放感でウキウキの俺。
貴子はクライアントとのミーティングで朝早くに出掛けた
社長ってのも大変だなと思う。
昼までベッドでいつもは見れないAVを見て過ごし(テヘヘ)
さてお昼は何食べようかなと思っていた時
「お姉ちゃん居る~~~???」
あの声は早苗ちゃんだ。
「貴子はクライアントと朝からミーティングだよ」
「お姉ちゃん帰って来るまで待ってていい?」
「いいけど、お昼食べた?」
「まだ食べてない、冬馬兄いは食べたの?」
「まだ、カップラーメンでも食べようかと思ってた」
「じゃ、ボクが何か作るから待っててね」
ラッキー!!!
早苗ちゃんは兄譲りの腕前、プロ並みの料理
貴子の100倍は美味い(トホホ)
早苗ちゃんと食事しながら、俺と貴子の出会いの話題。
「ホンとびっくりしたんだよ、あの貴姉があんなに乙女チックに冬馬兄いを紹介するなんて」
「出会った後のことも、聞いてびっくり!!」
「あいつどこまで話したの?」
「全部だよ、私たちは何も隠し事しないもん」
「初めてキスした時、感じすぎて失禁しそうになったんだって(ギャハハハ)」
ふと、リビングの気温が下がった気がする。
「まるで仔犬のうれションだよね(ギャハハハ)」
いや確実に気温が下がってる。
「さーーーなーーーえーーー」
早苗ちゃんの顔から血の気が引く、滝のような汗
開ききった瞳孔で振り返るとそこに・・・夜叉がいた。
「もう一度言いな、誰がうれション仔犬だと」
バネがはじけるように早苗ちゃんは床に土下座して、必死に貴子の許しを請う
そして小刻みに震えだし
「アーーーアアアーーーイク・・・」
失禁し、イキながら気を失った。
「ハア?、この子はもう」
貴子の目にはもう怒りは無く、慈しみの目で早苗ちゃんを見つめていた。
そして、気絶してる早苗ちゃんのほほをつま先でグリグリし
「おきろ早苗」
「お前が着てる服で床を綺麗にしろ、綺麗にしたらシャワー浴びてこい
浴びたら脱衣かごの服、適当に着てここへ来い。」
?何で脱衣かごの服、新しい服も下着もあるのに
貴子何か企んでるな。
初めて見る早苗ちゃんの裸体
それは、ショートウルフの女神、乳首、乳房、天然無毛の下腹部
すべてが美しい。
じっと見てると俺の命が危険なので、チラ見だけ。
貴子はずっと床を見つけている
そして時折「ハァー」と、ため息をつく。
「すべて私のしくじり、有頂天になってた私が悪いの」
「貴方と出会って、幸せになりすぎて周りが見えなくなってた」
「あの子の事、全て私に任せてくれますか?」
何かあるなと思ったが今は深くは聞かないでおこう。
「解った、全てお前が思う通りにしたらいい俺は、何も聞かないただ静観してる。」
「貴方・・・、冬馬、抱きしめて、力いっぱい抱きしめて。バラバラになりそうな私を…」
何も聞かず俺は貴子を抱きしめた
貴子は震え脅えてていた。
今にも砕け崩れ落ちそうだった。
ポツリポツリ貴子が話し始めた。
「あの子は生まれながらの真性のMなの、それも支配系のM」
「そんな自分に気づいた時、出会ったのが私」
「あの子は私を崇拝し、私に支配される事に深く沈み込んでいったの」
「この前あの子たち会った時、あなたを何て紹介したか覚えてる?」
「ええっと確か、『所有者』」
「そう『所有者』、自分の支配者が誰かの所有物になってしまった・・・
もう自分は支配してもらえないのかも、多分あの子は錯乱と疑念の闇に沈み込んでしまった」
「さっきはあの子の気持ちになって、もし貴方が私を捨てたらって考えたら、
その瞬間私の足元から何もかも無くなって闇に落ちてしまったの」
「真っ暗で何も見えなくなって、凍るように冷たい闇…」
「早苗は自我崩壊を始めてる、お願い冬馬あの子を救って・・・」
「なぜ?俺が救えるの?、支配者は貴子だろ」
「それはもうすぐ解るわ」
ガチャリとドアの開く音、早苗ちゃんは濡れた髪のままへやに入ってきた。
服装は貴子が昨夜まで着ていたジャージの上下。
青白い顔で突っ立ている早苗ちゃんからは一切の生気が感じられなかった。
「早苗、そのジャージを上も下も脱ぎなさい」
「あの・・・その・・・」
「早く脱げ、早苗」貴子の一蹴。
脅えながら下着姿になった早苗ちゃんが着ていたのは、俺の下着の上下。
貴子は全てを悟った目で早苗を見つめ
「そう決めたのね」
「ごめんなさい、ごめんなさい、無意識に着て・・・お姉ちゃんごめんなさい・・・」
真っすぐに俺を見つめた貴子が
「冬馬・・・所有者様・・早苗を・・・」頬に一筋の涙。
「早苗、俺の前に来て座れ」
青ざめた表情のまま指示に従う早苗
俺はそっと右手を突き出し
「早苗、お手」
「えっ」貴子
「えっ」早苗
貴子は何が起きたか解らず困惑の表情で早苗を見つめる。
早苗の顔に生気が戻り始めた、青ざめたほほが少しづつ赤みをおびてゆく。
凍り付いていた目が涙で溢れ、光をおびてゆく。
「ワン!!」俺の手のひらに、グウにした手をそっと乗せる早苗。
「よしよし、いい子だ」
俺は早苗の頭を髪がくしゃくしゃになる程になでた。
大声で泣きながら抱きついた早苗の背中を軽くポンポンとしながら
「大丈夫、ここが今から俺が早苗の居場所だ」
早苗は大声で泣きながら、失禁し気絶した。
「あらあら、この子本当のうれションした」と嬉しそうな貴子。
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