「好きな人とのセックスは、気持ちいいのは当たり前だけど、幸福感かな。幸せー、って感じ。あなたは、私を便器でも構わないのよ。素敵な奥様がいるんだもん。妻の余裕っていうか、略奪なんて不可能な人。私奥様も大好きだし。だって、絶対私達がセックスしてるって分かってるに決まってるのよ。」
「まあな、俺の性欲を知ってるし、一緒に大乱交も何度もしてる。先生も俺の事大分前から好きだった、って告白したけど全然動じないよ。」
「なんか、芸能人の頃に有ったドラマみたい。妻が旦那の浮気相手に、外でいつも主人の世話をしてくれて、あなたには感謝してるわ。なんて余裕シャキシャキのシーンが有ったわ。」
「女は怖い生き物。男は敵わねえ。時代劇でも、そんなセリフ有ったよ。」
「女は、好きな人の為なら、人殺しまでする。」
「男は、あまりいないよな。冷静だからな。女は感情の動物。夫婦喧嘩は、たとえ、妻のほうが悪くても、夫が謝らない限り終わらないからね。」
と、俺と総理は楽しそうに、官邸の総理の部屋でセックスをしていた。
秘書官は、前任者が殉職している事は、もちろん知ってるし、俺や総理の命令は絶対と、逆らえば死。体制が変わった日本。もちろん理解していた。
(先輩が、あの2人に逆らう訳が、ない。殉職?体を張って業務中に亡くなる仕事って何?テロはあり得ないわ。)
俺達ファミリー以外の国民は全員、首に目立たない細い首輪をしている。インプットして有る対象者に殺意を抱くとセンサーが可動して絞まり窒息死するのだ。AIの進化である。逆に、例えば俺が防犯カメラをみて、粛正も出来るのだ。
「あなた、今日の子も可愛いでしょ。」
「悪い女だ。この前お前が先に失神したから、あんまり見てないからだな。」
「その調子、もっと興奮して、私は部下を自分の性欲の為に殺す、最低の女。ウフフ。
お前、裸になりなさい!そして、これを肛門に注入するの。」
(え?何。意味わかんない。お二人で仲良くセックスしてるだけで、なんでお仕置き?)
と、逆らえる訳がない彼女は指示に従い、脱糞を全裸で我慢していたのである。
「君は、俺の性癖を完コピしてるな。参りました。そして、お前は、ヤンキーに戻るんだな。」
「流石ご主人様。私も参りました。」
と、2人は大爆笑して、秘書官の人生はここで終了したのである。
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