私は今、町はずれのアダルトショップの駐車場に営業車のプロボックスを駐めて理香子さんが店から出てくるのは待っている。
二時間前女子更衣室で着替えを済ませた理香子さんを車に乗せ会社を出発した。彼女が私に預けた茶色いトートバッグには制服のほかにブラとショーツのセットが入っていた。
隣に座る季節外れのコート姿の理香子さんはすっかり雌の顔というか、涙がにじんだ瞳とルージュのせいもあるが、ぽってりと唇は膨らんでおり、左手で彼女の右手を握るとびっくりする位強く握り返してきた。理香子さんは私のオナニーのために進んでコート一枚でアダルトショップに買い物に付き合ってくれるというのだ。
二人でこの計画をしているうちに私は欲望が振り切って少し勃起した。彼女は終始妖艶で
「私も一度やってみたかったの。」と夢のような発言をしてくれた。喜ばせようと無理をしているのだろうが、その喜ばせようという気持ちがなんともうれしい。
会社であまり濃い化粧も出来ないからと、暗い車内で一心のにアイラインを引き、マスカラをし、アイシャドウを塗って、ニヤリと笑って見せたときは興奮を超えて何か感謝の気持ちすら覚えた。
「もう充分です。行かなくていい。」
私は怖気づいてそういうと、
「私が行きたいの、嫌ならここで待ってて。」
そう言うとドアを開けて店の方に歩いて行った。追いかけるべきか、私は脚がすくんで立ち上がれない。ペニスはもう知事困っている。あんなに想像し、実際には何度かその想像でオナニーをしたにも関わらず、現実にその時には怖何にもできない。
店に入って三十分もたつ、直ぐに出てくるだろうと思っていたのに。中でどうなっているのだろう、想像すると少しペニスが硬くなった。
いや、勇気を出して私も店に入ってみよう。
腰が抜けたようになりながら、車から降り、施錠を確認して店の入り口に向かった。
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