夫は昼前にやってきた。
表情が固いまま二人はダイニングテーブルに座る。
「あなた、、、お昼は?」
「いい、、、それより、お前、、、昨日は何をしてた?」
ギクリとする。
しかし知られるはずはない、、、
「別に、、、買い物に出かけたけど、、、それにナツミも帰って来たし、、、」
カレンは話題を変えようとする。
「ふーん、、、お前ってやつは、、、もういい、これを見ろ、、、」
「これって、、、」
DNAの鑑定結果、、、
「昨日、会社に届いた、、、」
結果なんて分かりきってる。
母親である確率99.9
父親である確率0.01えっ、、、
まさか、、、
そんな、、、
「どういうことだ?」
ハルが呻くように声を絞り出す、、、
「ウソ、、、間違いよ、こんなはずない、、、」
鑑定書を持つ手が震える、、、
「お前、、、分かってたんだろう、、、」
「違う、、、わたしは今の今までナツミはあなたの子だと、、、」
「ウソをつくな、、、」
「本当だよ、、、だって結婚してから、あの人とは一度しか、、、あっ、、、」
動揺していたカレンは口を滑らせる、、、
「結婚してからも、、、お前って女は、、、」
「ごめんなさい、、、でも本当に一度きりなの、、、だからこれは何かの間違い、、、あの子は絶対にあなたの、、、」
「一度とか関係ない、、、お前は新婚早々に俺をまた裏切った、、、」
「本当にごめんなさい、、、わたし、、、雰囲気に流された、、、どうかしてた、、、」
「俺たちの結婚って、、、なんだったんだろうな、、、」
辛く悲しい声だった、、、
他の男の子を我が子だと思い愛情を注いできた、、、
「そんなこと言わないで、、、」
「どうして俺と結婚した?その男と一緒になれば良かったじゃないか!」
「あなたが良かったの!ハルと結婚したかったの!」
「ヤツのこと、、、好きだったんだろう?」
「好きだったよ、、、大好きだった、、、でもハルのこと愛してた、誰よりも、、、」
力無くハルは首を振った。
「違うな、、、世間体だろう、、、お前は周りに非難されるのが怖くて、、、仕方なく俺を選んだ、、、」
「違う、、、ハルが一番好きだから、、、ずっとハルといたかったから、、、」
「結婚後もヤッて、、、誰が信じるか、そんなこと、、、」
「本当に一度だけなの、、、わたしバカだった、、、ハルと幸せになれて、浮ついてた、、、一度きりならって、、、軽い気持ちで、、、わたし、、、」
それがこんな結果になるなんて、、、
「お前はそういうオンナだ、、、だから昨日も他の男と浮気した、、、」
「そんな、、、してない、、、そんなこと、シテない、、、」
「ミズキに聞いた、、、イブキというヒモの男とお前はセックスした。」
どうしてミズキが、、、
あの男が言ったんだ、、、
ミズキとイブキは、、、
「ああっ、、、わたし、、、」
全てが崩れ去っていく、、、
「別れる、、、お前とは全部終わりだ、、、」
「いやよ、、、そんなのイヤだ、、、」
「もうお前のそばにいたくない、、、カレン、、、こんなこと続けていたら、お前、いつか破滅するぞ、、、」
そう言い残してハルは出て行った。
カレンは縋ることも出来ずにその場にしゃがみ込んでしまった。
涙が止めどなく流れる。
全て自分のせい、、、、
だからハルを失った、、、
違う、、、
今、自分は破滅したんだ、、、
「ハル、パスタできたよ、、、」
サリナの声がする。
シャワーを浴びたハルがダイニングテーブルに向う。
「すごく美味そう、、、」
「へへ、、、食べようよ、、、」
早速二人で食べ始める。
「美味しよ、、、これ、、、」
「良かった、、、ね、ワインも飲も、、、」
離婚をして半年が過ぎる。
マンションに一人暮らしになったハルをサリナとナナが訪れるようになった。
独り身になったハルを気遣ってくれてのことだ、、、
ときには二人一緒のこともあるが、わざわざこうして食事を振舞ってくれる。
そのおかげもあってハルの心の傷もいつしか癒されていった。
「ハル、、、わたし今夜泊まるからね、、、」
イタズラっぽくハルを見つめてくる。
お泊りなどしたことはない。
ましてや二人はそういう関係ではない。
「えっ、、、いいけど、どうして?」
明日はたしかに休みではあるけれど、、、
「ハルは鈍感だね、、、わたし、もうガマンしないから、、、シャワー浴びてくる、、、、」
サリナはウインクして浴室に向かった。
ハルは食事の後始末をしていた。
どういう意味なんだ?
まさかな、、、
ハルを呼ぶ声がした。
寝室からだ、、、
ドアを開ける。
ベッドの上に下着姿のサリナがいた。
セクシーな黒のブラから溢れんばかりの乳房に視線を奪われる、、、
「ハル、、、来て、、、」
手を引かれ抱き寄せられる。
「どうして、、、」
「ハルとセックスしたかったの、、、ずっと、、、」
上目遣いに見つめられる。
「サリナ、、、」
「ずっと好きだったの、、、知ってるくせに、、、」
分かってはいた、、、でもそれは学生時代のことと思っていた、、、
両腕をハルのクビに回してくる。
「今でも好きだよ、ハル、、、」
瞳が閉じられる。
サリナはやっぱりキレイだ、、、
黙って唇を重ねる。
サリナの舌が絡み付いてくる。
二人はベッドに倒れ込んでいった。
二人は激しく求め合った。
高校時代のビキニ姿、、、
内緒で送ってくれた乳房の写メ、、、
何度もオカズにした、、、
あの頃よりも更に豊かになって、、、
確かに年は取ったかも知れないが若々しさは失った気配はまるでない。
それにエロさは格段に増している。
砲弾型の乳房を丹念に愛撫する。
サリナが両腕で愛おしそうにハルの頭を掻き抱き、艶っぽい声を上げ続ける。
サリナのオンナを舐めシャブり何度もイカせる。
すごく感じやすいカラダだ、、、
そしてお返しのフェラチオ、、、
「す、すごい、、、ハルのって、、、ああっ、わたしハルでいっぱいオナってたんだよ、、、」
更にハルが反り返る。
愛情のこもったフェラにハルは呻いた。
カラダを繋ぐ。
カレン以外の初めてのオンナ、、、
感触が違う、、、
優しくネットリと吸い込まれていく、、、
「大っきい!硬いぃ!」
思いきりサリナがしがみついてくる。
唇を求め合い熱い口づけを交わす。
「ハル好き!大好き!ずっとこうしたかったの!」
情熱的に交わり続けた。
泣き叫びサリナは立て続けに昇り詰めた。
つづく
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