ハルの気持ちが自分から離れているのが分かる。
本当にハルはわたしとのことを終わらせるつもりになっている。
「これから荷物の整理をするから何日か家にいる、、、仕事には行くけど、、、」
「えっ、、、」
「出て行くよ、俺が、、、自分のことは自分でするからお前は何もしなくていい、、、」
要するに用無しということだ、、、
「それから、、、これにサインしておいてくれ、、、」
離婚届を渡される。
そしてハルは書斎に籠もり荷造りの準備を始めた。
こんなはずでは無かった。
ハルと娘のナツミと三人幸せな家庭さえあれば、、、それだけで良かったのに、、、
わたしはどうしてこんな過ちを犯してしまったのだろう、、、
浮気セックスを見られてしまった、、、
きっと初めてアナルを捧げた場面も映っていたはずだ、、、
他の男にタップリと仕込まれケツ穴でもイクように
なった妻を愛してくれる夫がどこにいるというのか、、、
こうなるのは当たり前だ、、、
男を悦ばせるために、そして気持ち良くして貰うためにいろんなことを口にしたし、いかがわしい行為もいくつもした。
バレるはずがないと自ら進んで浮気を堪能していた。
そんなわたしをハルが愛してくれるはずなど無い、、、
絶望に打ちひしがれ涙が溢れる。
自分の愚かさを呪い泣き続けた。
翌朝食事の準備をしたがハルは見向きもせずに家を出た。
カレンは仕事をする気にもなれず会社に休みの連絡をした。
このままでは確実に終わってしまう。
いや、きっと終わっているのだろう、、、
昼前にサリナから電話があった。
どうなったのか心配してのことだ。
もう隠しても仕方がない、、、
全てを打ち明けた。
サリナはそれほど驚かなかった。
ある程度予想していたのだろう。
そして午後から逢うことになった。
つづく
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