1週間後、ミズキから話があると言われたので帰りが遅くなると連絡があった。
嫌な予感がしたが絶対に大丈夫と気を取り直した。
高校時代からの親友のサリナは一流企業に勤め、未だに独身を貫いている。
三島さんは29のときに一度結婚したが一年後に離婚した。
理由は教えてくれなかったけれど今は実家の会社に事務員として勤めている。
ミズキは二人とは違い親友ではないけれど、それなりに連絡は取り合っている。
ミズキは2年ほど前に両親の反対を押し切って10才年下の男と結婚した。
相手は中井マサキ、、、
小説家を目指すフリーターだ。
コンビニに勤めている。
ミズキはそれなりの会社に勤めているから生活には困らないと言っている。
夫のハルは37で一流企業の部長をしている。
同期では出世頭で間もなく重役という話しもある。
だからといって仕事人間ではなく、家庭も大切にしてくれている。
一番に家族を考えてくれる。
部下にも家庭とプライベートは大切にしなさいと常日頃から言ってるようだ。
そして部下に責任を押し付けたり、その成果を横取りしたりしない。
仕事がうまくいくと真っ先に部下を褒め称える。
だからこそ部下に慕われている。
それになんといってもハルは長身でスタイルもいいイケメンだ。
女性社員にも人気は絶大で、人妻から新人まで誘いが絶えない。
しかしハルはそんな誘いにも見向きもしない。
妻のカレンと娘のナツミを心から愛しているからだ。
それなのに、、、わたしは、、、
ようやくハルが帰ってきた。
時間は0時をまわっている。
カレンは玄関まで迎えにいった。
つづく
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