翌日、カレンは学校を休んでしまった。
一晩中涙を流した顔を人に見られたくなかった。
それに今の自分にはハル達と普段通りに過ごすことなど出来るはずがない、、、
ミズキからの謝罪のメールがまたくる。
応えることなくスルーしてしまった。
ハルからも、、、何度も心配するメールが、、、
具合が悪いのか?
心配だ、ちゃんと休んでるんだぞ、、、
出来ることがあったら何でも言ってくれ、、、
ハルのあたたかさが胸にしみる。
わたしのことを心から心配してくれている、、、
あらためてハルへの想いが募っていく、、、
きっとミズキは事情を打ち明けることなく、都合の悪いことは隠している、、、
後ろめたさを感じながら、、、
とりあえず、、、それでいいのかも知れない、、、
全てがあきらかになり、わたし達のバランスが崩れ去って、みんながバラバラになってしまうよりは、、、
わたしは大丈夫、体の具合もだいぶ良くなってきたし、明日からは学校に行けそうとハルに返事のメールを入れる。
心配してくれてありがとうという言葉を添えて、、、
カレンは気持ちを切り替えることにした。
こうなってしまった以上、グズグズ考えても良い結果は生まれない、、、
自分の感情よりもハルの幸せを考えよう、、、
ハルが幸せになれるなら、、、自分はそばにいれるだけでいい、、、
だから二人のことは祝福するし、応援もする、、、
でも、、、もしハルを苦しめたり不幸にしたら、、、
絶対に赦さない、、、
そのときはどんなことをしても、わたしがハルを幸せにしてみせる、、、
カレンはそう心に決めた。
つづく
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