合田は美晴を抱きしめながら、懲りもせずに口づけを迫ってきた。
ずっと隙を見ては美晴の唇を奪おうとしてくる。
「それはイヤッ、、、」
さり気なくかわす。
合田は少しムッとしたが、
「まあ、いい、、、」
と口にすると美晴を寝室へと連れて行った。
クイーンサイズの大きなベッドに美晴を横たえ、服を脱がしていく。
「本当にスゴいカラダだ、、、男の理想のカラダだよ、、、お前は最高のオンナだ、、、」
この男に言われても嬉しくない、、、
嬉しいのは凪だけ、、、
「お願い、、、暗くして、、、」
明るいところではしないようにしてきた。
「ダメだ、、、最後だからな、、、たっぷり見せて貰う、、、」
嫌だったけど、従うしかない、、、
これも少しでも早く済ませるためと自分に言い聞かせる。
合田は自ら全裸になった。
性器はすでに勃起し、反り返っていた。
美晴は目を背けた、、、
まだ合田のイチモツをはっきり見たことは無い、、、
見たくもないと思ってた、、、
それなのに、この明るさのなか、目にした男根が残像として焼きついてしまった。
大きい、、、無理に握らせられたことと、カラダに受け入れた感触からそれとなく予測はしていた。
わたしのカラダを見ただけで、、、あんなに、、、
ヘソにくっつきそうなぐらい、、、勃起してた、、、
どうしてか、その様が頭から離れない、、、
合田が覆い被さってきて愛撫を始める。
耳から始まって首筋へと唇を這わせ舌を使いだす。
「ヤッ、、、んっ、、、、んんっ、、、んん~」
いつものように声をこらえる。
ニヤニヤしながら合田が耳元で囁いてくる。
「肌も雪のように白いし、お前は本当にキレイな顔をしているな、、、整ってるだけじゃない、、、色気もほど良くあるし、、、それに今みたいに感じてくると、もっと色っぽくなる、、、」
「イヤッ、、そんなこと、、、」
「アソコもそうだ、、、オマ○コもイイぞ、、、メチャ吸い付いてくる、、、」
「やん、、そんなこと、、、」
でもそれは凪もいつも言ってくれる、、、
わたしのカラダ、、、
本当に、、、そんなに、、、いいんだ、、、
オンナとしての自信がくすぐられる、、、
合田の愛撫は最後のせいなのか、いつもより優しく丁寧で執拗だった。
指先や脇のしたまで、、、カラダの隅々まで舐めシャブられる。
思わず声をあげそうになり、なんとかこらえようとする。
それでも声は漏れてしまう、、、
すごくエッチな舐め方、、、それにこんなにしつこくサレたら、、、わたし、、、
心とカラダは別モノだということを痛感する。
もう感じてしまうのはしょうが無い、、、
でもそれをこの男には知られたくない、、、
「美晴、、、声ぐらい出してもいいんだぞ、、、」
「イヤッ、、、」
、、、見抜かれてるの?
「声ぐらい大したことじゃない、、、美晴が彼を愛してるのは分かってる、、、気持ちが良くなるのは、それとは別モノだろう?」
「そんなの、、、イヤッ、、、」
この人、、、何を言い出すの、、、
「美晴が彼氏のために感じてるのをガマンしてるのは分かってる、、、」
「違う、、、感じてなんかない、、、」
「俺は彼が羨ましいよ、、、美晴のような素晴らしい女にそんなに愛されて、、、悔しいけど、二人のジャマはしない、、、でも少しだけ、ほんの少しでいいから心を開いて欲しい、、、」
心を開く?
合田は指先を美晴の女の泉に差し向けた。
「あん、、、んんッ、、、」
「こんなに濡れてる、、、感じてるんだろう?」
「あっ、、ち、違う、、、」
「君はいつも口だけだな、、、カラダはもっと正直だぞ、、、」
「そんなこと、、ない、、、」
合田は優しくクリを擦りながら乳首をネットリと舐め始める。
「あっ、ア~ン、、、ヤぁ、ダメぇ、、、」
「感じてしまっても、彼への愛情は変わらない、、、そうだろう?それに今日で俺達は最後なんだ、、、」
「最後、、、そうよ、、、」
わたしは解放される、、、
「最後にデータは消去する、、、そしてお互いに全部忘れる、、、二度と逢うことも無い、、、」
そう、、、二度とこの男に逢わなくて済む、、、
そして凪との生活が戻ってくる。
凪にこのことを打ち明けることはもう考えていない、、、
凪を失いたくないから、、、
凪を傷つけたくない、、、
わたしは罪を背負って、一生をかけて凪に償っていく。
そう心に決めた。
わたし達は心から愛し合っている、、、
だから絶対に大丈夫。
しかし、、、その思い込みのような安心感が、美晴の最後の砦を気づかないうちに崩し始めていた。
「だから俺達の関係は誰にも知られないまま終わりになる、、、、」
「どういうこと?」
「誰にも知られないまま終われば、、、そして二人がそのことを忘れてしまえば、、、何もなかったことと同じだろう?だから君は気に病む必要なんてないんだよ、、、美晴は心配することなく彼の元に戻ればいい、、、」
「でも、そんなこと、、、」
そんなことは強引な詭弁だ、、、でも、、、
「それに、、、俺達がこれからする最後のセックスも、、、誰にも知られない、、、どんなセックスをしたとしても、、、誰にも知られない、、、絶対にだ、、、そうだろう?」
悪魔の囁きだった、、、
二人は見つめ合っていた、、、
互いに妖しい瞳で、、、
こんな人、、、好きじゃない、、、
でも前ほど嫌いでもない、、、
それは何度もカラダを重ねたせいなのか、、、
それとも、、、
合田の言葉に頷いてしまう自分がいた。
そう、、、合田とこれからするセックスは一生誰にも知られない、、、確実に、、、
つづく
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