純平と別れ、一人で家に向かう帰り道。
本当にスゴかった、、、
思い出すだけでカラダがまた熱くなる、、、
もうわたし、純平と離れられないかも、、、
海人が好き、、、それは変わらない、、、
でも今は、、純平といる方が楽しいし、何よりもわたしを満足させてくれる。
誠実ではない男だと分かってるのに、、、わたしは純平に惹かれている、、、
知られなければいい、、、
そうすれば何も失わなくて済む。
そのためには上手くやらないと、、、
それにはまず海人との気まずい雰囲気を何とかしなければ、、、
明日は夏休み最後の日、、、
海人に抱かれよう、、、
心に決めた。
海人には経験が無い。
初めてのフリをして、、、今のわたしなら誤魔化せる自信がある。
処女を装って海人とセックスする。
初めてでも出血しないことは良くある。
でも、、、きっとわたしのカラダは海人じゃ満足出来ない、、、それでもいい、、、
少しずつわたしが教え込んでいけば、、、
そして純平とはだんだん距離を置くようにして、海人でイケるようになったとき関係を終わらせる。
、、、いいや、、、完全に終わらせる必要はないかも知れない、、、たまになら、、、摘み食い程度なら、シテもいいと思う、、、あのすごいセックスを手放すのはもったいない、、、他の男も、、、興味がある、、、
なに、バレはしない、大丈夫、、、上手くやれば、、、
二人ともわたしを好きだと言ってくれるし、わたしも好きだ。
でも本当にわたしを大切にしてくれるのは海人だけ、、、
彼なら絶対にわたしを幸せにしてくれる。
だからわたしも絶対に手放さない、、、
雫にはそんなしたたかな女の計算があった。
そうだ、明日は早くから海人と逢おう、、、
イッパイ甘えて、わたしから、、、
スマホを取り出す。
マナーにしていたから気付かなかったが、海人からの履歴が何度も、、、
まずい、、、上手く言い訳しないと、、、
最後にメールがきてる、、、
なんだろう?開いてみる、、、
お前とは別れる。
理由は分かっているはずだ。
さようなら。
つづく
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