明里はまだまだ若々しい。
もうすぐ40代だが、その外見からはまるで想像もつかない。
千里の母親だけあってかなりの美形。
顔立ちはよく似ているけれど、明里の方が優しげで親しみを覚える。
体型も似ているが、若干肉付きがよく、その分、乳房とお尻には千里よりも量感を感じる。
それでも若い女性に負けないバツグンのスタイルにかわりはなかった。
そんな明里が海人を誘った場所は、なんとホテルだった。
さすがにうろたえてしまう海人に、こんなオバサンが
ヘンなことをするわけが無いでしょう、二人きりで親子気分を味わってみたいだけ、、、外で見られてヘンな誤解をされたくないからと、半ば強引に押し切られてしまった。
さすがに初めはぎこち無い雰囲気が流れた。
それもすぐに無くなった。
そのつもりは無いからだ。
最後に海人を息子として過ごしてみたい。
それが明里の望みだった。
これからの僅かな時間、二人はかりそめだが親子として過ごす約束を交わした。
明里は立ち上がり海人の隣に座ると、その胸に頭を預けていった。
「えっ、、、どうしたんですか、、、明里さん?」
「いいでしょう?わたし達、、、今は親子なんだから、、、」
海人の逞しい胸板を意識する、、、
もう、、、子供じゃないんだわ、、、
こんなステキな男性になって、、、
でも、、、もう逢うこともない、、、
どんな大人に成長するのか、見ることも出来なくなってしまう、、、
寂しい、、、海人君、、、寂しいよ、、、
涙が湧いてくる。
明里の肩が震えていた。
泣いているのかも知れない、、、
きっと娘のしてしまったことの責任を感じているのかも知れない。
「俺は大丈夫ですから、、、明里さんのせいじゃない、、、」
思わず明里の肩を抱いてしまう。
そして髪を優しく撫でる。
海人君て、やっぱり優しい、、、優し過ぎるよ、、、
すごく癒やされる、、、ずっとこうしていたい、、、
でも、、、
「これじゃ、、、わたしが子供みたいだよ、、、」
「あっ、ゴメンなさい、、、」
明里が見上げてくる。
キレイだ、、、本当に、、、
「ううん、、、嬉しかったよ、、、今度は海人君の番だね、、、」
「えっ?」
明里に抱きしめられた。
その豊かな胸に顔が埋まる。
こんなこと、、、でもすごくいい匂い、、、
「うん、、、これでいいの、、、」
海人君、照れちゃって、、、すごくカワイイ、、、
やっぱり、、、海人君が良かったな、、、
んっ?海人君が、、、オッパイ、、触ってる?
それぐらいだったら、、、構わない、、、
だって、、、わたし、今すごく満たされてる、、、
つづく
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