千里は浴室に駆け込んだ。
シャワーを全身に浴びながら身体中を丹念に洗い始める。
口もキレイに磨かないと、、、
海人の言う通りだ。
さっきまで恋人以外の男を悦ばせるために身体全体を舐め回し、その性器にまで愛おしげに愛撫していた。
海人の大好きな乳房を簡単に剛志に明け渡し、シャブられ乳首を吸われ歯を立てられた。
いつも優しく愛してくれたカラダを貪るような荒々しい愛撫に委ね、快楽に溺れていった。
海人にしかゆるしてはいけない一番大切な場所も、徹底的に舐めシャブられ、ほじくり回された。
そして挙句の果てに海人にもゆるしてない中出し、、、
しかも自分から求めて、、、何度も何度も、、、
わたし、、、酷いことしてた、、、
最低なことをしてた、、、
それなのに、さっきまで剛志との関係を続けるつもりでいた。
二人のことは一度うまく誤魔化すことが出来たし、高校を卒業すればもう逢うこともなくなる。
あの男は頭が悪いから同じ大学に入れるはずもない。
だから卒業するまでの期限でたのしむつもりでいた、、、
海人に捨てられそうになって、自分のしていたことが
怖くなった。
わたしだって海人が日詰や水田に中出しセックスをしたら絶対に赦せないと思う、、、
そんなこと、考えたくもない、、、
それなのに、わたしはそれをした、、、
でも海人を失うことなんて考えられない。
絶対にイヤだ、、、
あんなセックスだけのゴリラみたいな醜い男なんてもういらない。
海人は別れると言ってるけど、、、
今は気がたっているだけ、、、
わたしは美人だし、カラダだって、セックスだって、、、特にオッパイは海人の大のお気に入りだ、、、
わたしから離れられるはずがない。
あの時だって赦してくれた。
ちゃんと反省して、心から謝れば海人は優しいから絶対に赦してくれる。
でも、、、いくら洗ってもきれいにならない、、、
どうして、、、どうしてなの、、、
何度も洗い続ける、、、
ザーメンを注がれたアソコに指を差し向け、中を掻き出す、、、
もう何も出てこないけど、汚れが落ちない、、、
わたし、、、汚れてる、、、いくら洗っても汚れてる、、、安全日とかは関係ない、、、
わたしはどうしてこんなオンナになってしまったの、、、
あの日、わたしは少しヘンだった、、、
そして剛志も、、、
だから魔が差してしまった、、、
あの日、二人は日詰のことで相談していた。
いつものように、、、
そして回数を重ねるうちに二人の関係は打ち解けたものになっていた、、、
あくまで友人として、、、そのつもりだった、、、
カフェを出るとき、不意に剛志の腕に乳房が触れてしまった。
「あん、、、」
その刺激に思わず声が漏れてしまったが、すぐに離れようとした。
それなのに剛志の肘が追いかけるように押し付けられる。
「やん、、、」
消え入るような小さな声にすぐに剛志が離れた。
「ゴメン、、、その、、、わざとじゃないんだ、、、」
「あっ、分かった、、、大丈夫、、、」
絶対にわざとだよね、、、偶然にしては怪しすぎる、、、
並んで歩く剛志の横顔を盗み見ると、チラチラと胸元に視線を注ぎ赤い顔をしている、、、
不思議に嫌悪感は湧いてこなかった。
確証はないし、こんなにガタイのいい男が恥ずかしげに真っ赤になってる、、、
むしろカワイイとすら感じていると、、、
「俺の家、ここから近いんだけど、、、千里、、、その、、寄っていかない?」
「えっ、、、」
「そうだよな、、、まずいよな、やっぱ、、、」
大きい男が縮こまってオドオドしてる、、、
言わなきゃ良かったと後悔してるんだろうな、きっと、、、
可哀想というか、何かそれも可愛く感じてしまう、、、
「ううん、じゃあ少しだけ、、、せっかくだから浜中く
んの部屋を見せてもらっちゃおうかな、、、」
気を使ってわざとおちゃらけたように言う。
浜中くんはまだ日詰さんに未練タラタラだし、彼氏の海人とも友達だ。
何も心配することは無い。
それに家に人もいるだろう。
すぐに帰ればいい。
明日、海人に話せばいい、、、そう思った。
つづく
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