海人と千里がじゃれ合ってる。
雫にはすぐに分かった。
二人の関係が変わったことを、、、
男に全てを捧げ信じきったオンナの目、、、
そのオンナを俺のものだと愛おしそうに見つめる男の目、、、
私が本当はそうなるはずだった、、、
悔しい、、、胸が張り裂けそうになるぐらい、、、
千里がわたしを見た、、、
見せつけるように、その胸を海人に押し付けてる、、、
わたしはあなたと違う、、、
初めてを海人に捧げたんだからね、、、
もう海人はわたしだけのもの、、、
思わず唇を噛み締める。
まだ純平とは続いている。
頭の中は海人でいっぱいなのに、、、
でもわたしにはもう何も無い、、、
そばにいるのは純平だけ。
それもセックスだけの関係、、、
以前のように逢ってはくれなくなった。
色々言い訳してるけど、他にオンナがいることは薄々知っている、、、
でも純平に抱かれると何もかも忘れられる。
夢の中へと連れていってくれる、、、
けど、、、今、海人に抱かれたら、、、きっと純平よりもずっと感じてしまうと思う、、、死ぬほどイカしてくれる、、、想像だけど、絶対に、、、
愛しているから、、、
そんなことあり得るはずもないのに、、、
わたしはどうしてこんなになってしまったんだろう、、、
間違えたのは自分、、、
愚かだったわたし、、、
そんなこと分かってる。
スマホが鳴った。
純平からの久しぶりの誘い、、、
いっぱい甘えよう、、、
そしてイッパイ、シテ貰おう、、、
そうすればきっと気も紛れる、、、
つづく
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