ノンジャンル 官能小説

温泉番組は、以前タレントがタオルを巻いて風呂に入る、又は、ボカシを入れたりしたが、もちろん今は全裸無修正である。

きっかけは、
「なあ、僕の国民の評判ってどうなの？やっぱりちょと強引にやり過ぎたかな。」
と、官房長官に聞いたのが始まりだった。
「全然大丈夫です。確かに衝撃な映像とか放映してますけど、見なくない人は見なければいいだけ。日本が豊かで安全なのは総理のお陰。ぶっちゃけ全裸で会見しても大丈夫ですよ。もう神様みたいに崇拝してます。」
今、テレビはいろいろなチャンネルがある。スマホが高くて買えない一般人の娯楽である。
僕は、国が滅びそうに成った原因はスマホが関連したと思っていた。誹謗中傷、ながらスマホ事故、また、何でも検索出来るから思考能力の低下、闇バイトなど。

例えば、AVとか、ニュースでも細かくジャンルに分けてチャンネルを構成した。スカトロが趣味の人は、ひたすらスカトロチャンネルを見ればいい。だから、戦争のシーンだって普通のニュースでは放送しない。詳細はサブチャンネルとかに分けているのだ。
今回、僕らが出演するのは、温泉チャンネルのサブチャンネルである。
つまり、ボカシ無しで見たい人のチャンネルだ。

「流石に裸で会見はやり過ぎだよ。もちろん露出狂の僕にはたまらないけどね。そうだ！露出じゃ無くて、露天だよ。旅行なんて全然行って無いし、国民との触れ合いで温泉番組に出るのはどうだい？」
「総理はやっぱり頭がいい。露出狂を満足しながら支持率はもう200パーセントですわ。その巨根をカミングアウトしたら国民はノックアウトです。」
「何か楽しみだな。早速T君に連絡して段取り宜しく。もちろん君も出演するんだよ。」
「そう言うと思った。国民の前でエッチか。楽しみ。ウフフ。」
「おいおい、それはやり過ぎ。裸の会見より過激だろ。」
と、僕が言ったら、2人は大爆笑したのである。
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