「君、風呂の準備を頼む。構わん。ここで裸に成りなさい。拳銃は、相方に預けなさい。」
SPの女性は、裸になり風呂に向かった。
「驚いたかい。凄い銃だろ。僕は防衛省の官僚だったから、優秀な自衛官を警察に出向させている。なあ君。」
「ハイ、私達は大臣の為なら、いつでも盾となり死ぬ覚悟でおります。」
「どうだい?僕の義弟は。」
「ハイ、かっこいいです。実はファンなんです。」
「そうか!じゃあ君も風呂に入り彼を2人で洗ってあげなさい。拳銃は金庫に入れて鍵を首からかければいいよ。」
「大丈夫です。防水機能がありますから。」
と、言ったから全員大爆笑したのである。
僕は、先にいた、SPと湯船に浸かり、マッサージをしてもらっていた。拳銃を肩から下げた、もう一人は楽しそうに、T君を洗っていたのである。
「おい。彼女は君のファンだそうだよ。洗って貰ったんだからサービスしてあげたらどうだい。そうだ。ドラマみたいにハグしてあげなさい。」
と、僕が言うと、彼がSPを引き寄せ抱きつき、キスまでしたら、彼女は震えてしゃがみ込んでしまった。
「凄いな。イケメンのキスは拳銃並みだな。」
「大臣だってイケメンです。」
「ありがとう。」
と、キスをしようとしたら、
「駄目です。2人倒れたら警備ができませんわ。」
と、もう一人のSPが言ったから、僕は大爆笑して立ち上がったのである。
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