ノンジャンル 官能小説

母が還暦になり、家族旅行に行きたいと、言っていると父から連絡がありめんどくさいけど、あまりしつこいから行くことにした。

「親父、なんなんだよ。今仕事めちゃくちゃ忙しいのに。」
「ママが、なんか最近体調が悪いから死ぬ前に最後に家族旅行したい。ってうるさいんだよ。」

と、電話で言われたから仕方無く、妻も、
「あなた、たまには親孝行したら。」
とか言うから決断したのである。

部屋は一部屋で、露天風呂付きだった。

「なんで一部屋なんだよ。もう子供じゃ無いんだ。帰る。」
「お兄ちゃん、家族なんだからいいじゃん。この部屋広くて昔の団地より広いよ。」
と妹が言うから、
「バカかお前は、もう僕は大人なんだからいろいろと困るんだよ。」

「S君ごめんなさい。ママがあなた達はいつまでも子供だと思っていて悪かったわ。」
と悲しそうな顔をしたから、
「お兄ちゃん、今日だけ頼むよ。」
と父が謝るから、
「分かった分かった。宿代もったいないから泊まるよ。」

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