「初めは男や女も自信なんて無いんだよ、、、二人で愛し合って積み重ねていくものなの、、、心配しなくても大丈夫、、、」
「美子さんも、、、そうだったんですか?」
「もちろん、そうだよ、、、」
陸の視線が唇や胸元を彷徨う、、、
そうだよね、、、
こんな話をしたら、、、
意識しちゃうよね、、、
嫌な気はしない。
むしろこんな年上のおばさんを異性として意識してくれることが嬉しい、、、
あれからセックスを一度もしていない、、、
わたしは性欲がかなり強い。
すごく、、、シタい、、、
でも夫は求めてくれない、、、当たり前だ、、、
夫を裏切り他の男にのめり込んでいたことを知られてしまった、、、
でももうカラダは限界に来てる。
アプリで後腐れの無い男と考えたこともあったが思い留まった。
ヘンな男にでもつかまったら今度こそお終いだ、、、
だから毎日のようにオナニーでガマンしてる。
久しぶりに若いオスの視線を感じカラダの奥が疼いてしまう。
陸くんはわたしのカラダを、、、想像してるのかな、、、
ダメ、ヘンなこと考えたら、、、
「そうだよね、、、初恋の女の子のそんな姿を見たら、、辛くなっちゃっうよね、、、」
「違います、、、奈々は初恋じゃありません、、、」
えっ、、、だって、、、小さい頃からずっと一緒で、、、
「そんな、、、それじゃ、陸くんの初恋は誰なの?」
どこのオンナなの?
なぜだか赦せない気持ちが込み上げる。
美子は気付かぬうちに嫉妬していた。
「それは、、、」
「わたし、ちゃんと聞かないと赦さないから、、、話して、、、」
詰め寄る口調なってしまう。
「、、、美子さん、、です、、、」
「えっ!ウソ、、、わたし、、、おばさんだよ、、、」
顔を赤らめた陸が言葉を続ける。
「美子さんはおばさんじゃないです、、、すごく若くて、、、誰よりもキレイで優しくて、、、ずっと小さい頃から好きで、、、本当に初恋の人です、、、」
恥ずかしそうに、それでいて真っ直ぐな瞳で見つめてくる。
胸が熱くなる、、、ウソじゃない、、、
すごく嬉しい、、、
自然と手を握ってしまう。
二人の視線が絡み合う。
わたし、、、いけないことしようとしてる、、、
でも今なら、、、
まだ陸の奈々への気持ちが残っている今なら、、、
陸が自信をつければ、、、
二人が元に戻るきっかけになるかも知れない、、、
わたしが犠牲になればいい、、、
美子は想いを込め陸を熱く見つめた。
「陸くん、、、出ようか?」
陸は緊急した面持ちで頷いた。
二人はレストランを出て並んで歩く。
手を繋ぎ恋人のように指を絡め合う。
「陸くん、、、さっきのこと、、、本当ね?」
「はい、、、」
「今でも、、、わたしのこと、、好き?」
「はい、、、ずっと憧れてました、、、奈々もきっと美子さんみたいになっるのかなって、、、」
まるで告白みたい、、、
もうわたし、、、止まれない、、、
「これからすること、、、絶対秘密に出来る?」
「は、はい、、、」
「陸くんにオンナを教えてあげる、、、」
「はい、、、嬉しいです、、、」
陸の手が強く握りしめてくる。
「わたしが陸くんに自信をつけてあげる、、、その代わり、、その後、もう一度、奈々のこと考えてあげて、、、お願い、、、」
「、、、分かりました、、、」
「無理にとは言わないわ、、、でも奈々は心から後悔してる、、、二度と陸くんのこと裏切らないと思う、、、」
「はい、、、でも今は、、、美子さんのことだけ、考えたいです、、、」
可愛い、、、
「わたしもだよ、、、わたし、、、陸くんの初恋の相手で、、、すごく嬉しい、、、だからイッパイ教えてあげる、、、」
二人はホテルに入った。
つづく
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