観念したのか美子は話を始めた。
パートに勤めだしてタクヤに仕事を教わる機会が多く、自然と会話を交わすようになった。
次第にプライベートな話も増え、互いに打ち解け友達感覚を抱くようになっていた。
一ヶ月が過ぎた頃、映画に誘われた。
見たいと思っていた映画だったし、ずっと年下のタクヤが自分のことを意識しているはずが無いと、気軽に誘いに応じることにした。
でも映画を見ているときに手を握られ、不意に頰にキスされた。
耳元で好きですと囁かれ、今度は唇を奪われた。
驚いたけど、こんな場所で騒ぎを起こすわけにもいかず、ハッキリと拒むことが出来なかった。
そして乳房も触られてしまった。
胸を優しく揉まれながら何度も口づけされた。
こんなこといけないと思いながら、映画も終わりドキドキしてふらつくカラダを抱えられるようにして、訳のわからないままにホテルに連れ込まれた。
部屋に入るなり、いきなり抱きしめられた。
いっぱいキスされ、初めて見たときから好きだったと言われた。
ずっと美子を見つめていた。
美子の胸を盗み見しながら、自分のものにしたいと思っていた。
今日、二人きりで逢って、改めて美子の美しさと色気にガマンが出来なかくなってしまったと熱く告げられた。
そんな告白を受けたことのなかった美子は雰囲気に惑わされ、男を受け入れてしまった。
それから週に一度は関係を続けている。
もう5ヶ月以上も、、、
信じられなかった、、、身持ちの固い美子が、、、
爛れた情事に溺れながらも、それを尾首にも出さなかった、、、
そして夫である自分は気づきもしなかった、、、
しかも妻は娘が大変だったときも構うこと無く不倫を重ねていた、、、
それで奈々にをきつく叱らなかったのか、、、
らしくはないとは思っていた、、、
それにしても、、、本当に浮気なのか?
まさか、、、それとも、、、
本気、、、
「お前、、、ヤツのことが好きなのか?」
「、、、初めは、、カッコ良くてステキだなって、、、でも、、、何度も逢ってるうちに、、、好きになって、、、でも愛してるのはアナタだけ、、、わたしが大切なのはアナタと奈々なの、、、信じてください、、、」
こいつがこんなにユルユルなお股とアタマをしていたなんて、、、
「お前は、、、自分が何を言ってるのか分かって分かっているのか?」
つづく
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