怒りよりも虚しさがこみ上げる。
学生時代から浮気は絶対に赦せないという性格だったはずなのに、、、
美子が変わってしまったのか、、、
それともこれが本性だったのか、、、
パジャマを着た美子が何も知らずに寝室へと入ってきた。
すぐに横に潜り込んでくる。
「昨日はゴメンね、、、疲れてたから、、、昨日はいっぱいしよ、、、ね、、、」
艷やかな肌はアイツのおかげだったんだな、、、
そして何も知らないと思って、、、
たいした演技だ、、、
今までこのオンナは、、、それを繰り返していたんだ、、、
もう何一つ信じられない、、、
「ブラはして無いのか?」
「えっ、、、して無いけど、、、して欲しいの?」
俺、、、バカなこと言ってる、、、
そうだよな、、、ヤツのためにはエロい下着、、、
俺とはムードもなしかよ、、、このオンナ、、、
嫌悪感がこみ上げる。
さっきまであんなに好きだったのに、、、
心から愛していたのに、、、
「ねえ、、、アナタ、、、」
甘えるような声、、、
全部嘘っぱちだ、、、
美子は俺以外の男に全てをさらけ出すオンナになってしまった、、、
「いつからだ?」
「えっ、、、何が?」
「いつからの関係だときいている、、、」
「何のことか分からない、、、関係って、、、なに?」
まさかといったところか、、、
「ウソはナシだ、、、正直に言ってくれ、、、タクヤという大学生といつから浮気してる?」
美子の顔が一瞬にして青ざめる。
「違うよ、浮気なんてしてない、、、タクヤ、、君とは、、、元村君とはよく話をするだけ、、、年だって離れてるんだよ、、、そんなことあるわけない、、、」
「そうか、、、」
「本当だよ、、、誰がそんな告げ口したの?きっとタクヤ君がカッコいいから、わたしにイジワルしてウソの噂を流してるんだよ、、、信じて、わたし浮気なんて絶対してないから、、、」
名前呼びとか、コイツ、、、話にボロが出てるのに気付いてないのか、、、
「そんなにカッコいい男なのか?お前にとって、、、」
「違うよ、そんな意味じゃなくて、、、」
「ひょっとして浮気じゃなくて本気なのか?」
「いい加減にして、、、本当に怒るよ、、、証拠も無いのに、そんな話をあなたは信じるの!?」
逆ギレしてる、、、
ウソをつきまくりのくせに、、、
所詮こいつは他人に厳しく、自分には大甘なオンナだったんだな、、、
「お前はウソつきだな、、、」
「酷い、、、アナタが信じてくれないのなら、、、わたしにも考えがあるからね、、、」
「考えって、、、離婚か?俺はそれでも構わないぞ、、、」
「離婚、、、何言ってるの、、、わたし、そんなこと、、、イヤだよ、、、ただわたしを信じて欲しいだけなのに、、、」
「これでもか?」
和宏は再生ボタンを押した。
『タクヤ、イイッ!あの人よりずっと感じるゥ!』
『美子!愛してる!』
『わたしも愛してる!タクヤ、来て、、、ああっ、思いきり出して、、、わたしのオマ○コに、いっぱいザーメンぶちまけてぇ!』
「えっ、、、あっ、ああ、、、どうして、、、」
『アアッ、出てるぅ!ドクドクしてる、、、スゴイ、、、孕む、、できちゃう、、、タクヤ、またイク!オマ○コ溶けるう!』
美子のカラダがガタガタと震え出す。
「どうして俺とはシタくないのに抱かれようとするんだ?」
「違う、、、アナタに抱かれたかったから、、本当だよ!」
「ヤツとの思い出を汚されたくないから、、、昨日、俺を断ったと言ってたぞ、、、」
「あれは違う、、、旅行に行って、、、彼にいっぱいサレて、、、ヘンになってた、、、若い頃に戻った気分になって、、、自分を見失ってしまったの、、、」
「それで中出しまで求めて、、、できたときのアリバイ作りのために抱かれるつもりだったのか、、、」
「そうじゃない、、、彼が帰って、一人になって、、、自分がシテいることが怖くなったの、、、酷いことしてるって、、、アナタを裏切ってる自分が嫌になったのよ、、、」
「ウソをついて誤魔化そうとしてたくせに、信じられるわけがないだろう、、、言い訳はもういい、、、これから大切な話をするんだ、、、分かっているだろうが、もうウソや誤魔化しは一切赦さない、、、正直に全部話せ、、、もう一度きく、、、ヤツとはいつからだ?」
つづく
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