カナミは涙を浮かべ必死に訴えていた。
「ゴメンなさい、、、わたし、いけないことだと分かってるのに、、、ハル君が一番好きなのに、、、カラダが言うことをきかないの、、、だから、助けて欲しい、、、勝手なのは分かってる、、、でもわたしにはハル君しかいない、、、もう絶対に裏切らないから、、、お願い、わたしを見捨てないで、、、」
この前も似たようなことを言っていたよな、、、
そしてこのオンナは同じことを繰り返した、、、
このオンナの本心はどこにあるんだろう?
セックスの最中にヤツのことを愛してると言っていた。
カナミは口だけと言っていたが、そうとは思えない。
ヤツとのセックスに溺れ、自分に快楽を与えてくれる男に本心から愛情を覚えているように見えた。
このオンナはそういうオンナなのだ、、、
恋人がいるのに平気で他の男にカラダをゆるし、快楽を貪り相手に愛情すら感じてしまう、、、
そのうえ、一番好きなのはアナタだけと躊躇なく言えるしたたかなオンナ、、、
心が一気に冷え込んでいく、、、
ミサキが慰めるようにカナミの背中を抱いていた。
「俺はもうお前が信じられない、、、終わりだ、別れよう、、、」
「えっ、、、ウソ、だよね、、、」
今更、何を言ってるんだ、、、このオンナ、、、
「もうカナミが嫌いになった、、、お前は反省してると言いながら、同じことを繰り返した、、、俺の好きだったカナミは偽物だった、、、だからもう終わりだ、、、もう口もききたくないし、顔も見たくない、、、今日が最後だ、、、」
「そんな、、、ひどいよ、、、わたしはハル君が好き、、、絶対に離れない、、、」
「ひどいのはどっちだ?他の男とセックスしまくって、、、俺を愛してると言いながら、他の男に処女を捧げるオンナのどこを信じればいいんだ?!」
「わたしが間違ってた、、、ごめんなさい、、、何でもするから、、、お願い、赦して、、、」
つづく
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