ノンジャンル 官能小説

朝学校へ行くと､とんでもない騒ぎになっていた｡
昨日の放課後､今は使われていない教室で三人の生徒が淫らな行為､､､セックスをしているのが教師に見つかったのだ｡
その三人とは､､､
カナミ､アキナ､そしてユウトだった｡
信じられなかった､､､
アイツ等､､､そんなことまで､､､
もう狂っているとしか思えない､､､
ましてやアキナとカナミは互いに嫌っていたはずなのに､､､
それなのに､どうして､､､三人でなんて､､､
朝から授業は全て自習となり､緊急の職員会議が開かれている｡
とりあえず三人は自宅謹慎ということで学校へは来てないらしい､､､
ミサキと目が合ったが､青白い顔をしてすぐに俯いてしまった｡
ミサキは参加していなかったのか､､､
なぜだか少しホッとする｡
しかし､､､元カノが二人も揃って､こんな不祥事を起こすなんて､､､
結局､午前中で学校は終了となり､生徒は帰宅となった｡
今はもう関係のない三人のことではあったが､やはり気にはなる｡
ハルキは生徒会室へと急いだ｡
何か情報が入るかも知れない｡
そこにはナナミをはじめ全ての役員が顔を揃えていた｡
しかし事が事だけに何も出来ない｡
どうやら昨日が初めてではなかったらしい､､､
以前から何やら怪しげな行為をおこなっている三人を学校側がマークしていたようだ｡
そして昨日､決定的な証拠を押さえた｡
どうやらミサキはそれには加わっていなかったよう
だが､､､
その事実は知っていたのかも知れない､､､
さすがにやってはならない事に理性が働いたのか､､､
それなのにあの三人は､､､
改めて正気の沙汰ではないと思う｡
おそらく三人は退学になる､､､
そんな話の中､先生がやって来て帰りを促された。
ナナミがくいさがり処分を何とか聞き出した。
やはり三人とも退学だった｡
これから三人の自宅を教師が訪問してそれを告げる｡
明日､学校で正式に発表される､､､
予想はしていたが､改めてその事実に愕然とする｡
なんで､､､
俺と別れたあと､､､自分を見つめ直して､どうして生活をあらためてくれなかったんだ､､､
自分だけじゃないんだ､､､家族だって､周りにも迷惑をかけてしまうのに､､､
アイツ等の頭の中はそんなに乱れきっていたのか､､､
気持ちがたまらなく落ち込んだ｡
そんなハルキを気遣ってナナミが途中まで一緒に帰ってくれた｡
気にする必要はない､あの三人が勝手にしたことで誰も止めることなど出来なかったと慰められた。
そうかも知れない､､､
でも､､､まだ俺と付き合っていたら､､､少なくとも､こんなことにはなっていなかった､､､

つづく


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