「そんなこと、言わないで、、、ダイキに嫌われたくなかったの、、、だって、、、あとでちゃんとダイキに伝えようと思ってたけど、、、赤ちゃんができたの、、、朝、病院に行ってきたんだ、、、間違いないって、、、ダイキの子供だよ、、、」
「えっ?」
しっかりと予防はしていた、、、
思い当たるフシはない、、、しかし、、、
ミズキの両親がダイキを見つめてくる。
そのとき、初めてレナが口を開いた。
「それは、、、ダイキさんの、、、子供じゃありません、、、」
「えっ!」
「どういうことなの?」
「レナ、何言ってるの!」
「ミズキ、、、いくらなんでも、、、こんなのダメだよ、、、してはいけないよ、、、」
「あなたには関係ないでしょう!余計なことは言わないで!」
「関係あるわ、、、わたし、こんなひどいこと、、、もう隠していられない、、、」
「何を言ってるの、、、頭でもおかしくなったの、、、急に訳のわからないこと言い出して、、、ダイキもみんなもレナの言うことなんて信じたらだめ!」
「どういうことなの、、、レナさん?」
母親のミサキが尋ねる。
「二ヶ月前、、、ミズキとわたしで一週間、旅行に行きましたよね?」
「レナ、やめて!」
「ミズキは黙っていて、、、うん、覚えているわ、、、」
「あのとき、実はケント君も一緒だったんです、、、」
「ウソよ、そんなウソ!」
「ミズキ、いいかげんにしなさい、、、とにかくレナさんの話を聞きましょう、、、それで、どうしてケントが一緒に?」
「赤ちゃんを、、、つくるためです、、、」
「なんだって、、、どういう、、ことだ?」
「ケント君とミズキは、、、中学校の頃から付き合っていて、、、二人は愛し合ってるから、、、それなのにダイキさんと結婚することになってしまって、、、それで愛の証にケント君の子供を産むって、、、ダイキさんの子供として、育てるって、、、わたし、そんなこと止めるように言ったんです、、、でも二人ともその気になってしまって、、、まるで聞いてくれなくて、、、」
つづく
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