ライトアップされた照明が二人を鮮やかに浮かび上がらせる。
二人のダンスにつられるようにマミも参加する。
マミもかなりの腕前だ、あとのメンバーも次々と参加していった。
「楽しそう、、、」
コユキが呟く。
「コユキもいっておいで、、、」
「ううん、、、ダイキのそばがいい、、、」
そう言って肩に頭を預けてくる。
アルコールの香りが漂ってくる。
「コユキ、、、さっき飲んでたろう?」
「へへっ、バレちゃった、、、シャンパン、少しだけ、、、美味しかった、、、ミナミさんに勧められちゃったんだ、、、」
「駄目じゃないか、、、まったく、ミナミさんは、、、」
「ダイキ、、、ごめんなさい、、、」
少しといってもコユキはやはり酔っているみたいだ。
「今日は俺がいるから特別だぞ、、、俺のいないときは絶対に駄目だよ、、、わかった?」
「うん、、、分かった、、、」
しょんぼりしたコユキの頭を撫でてやる。
「ごめんね、ダイキ、、、」
しがみついてくる。
きっと酔って何かをされることを心配してくれているんだとすぐに分かった。
わたしのこと、、、いつも護ってくれるダイキ、、、
思わず頬に口づけをする。
「ありがとう、、、ダイキが怒ってくれて、、、嬉しい、、、」
やっぱりコユキは可愛い、、、
大切にしないと、、、
そのとき、ヨシコがやって来た。
「わたし、、酔っちゃったから先に休むね、、、悪いけど、後始末、お願い、、、それと、みんなによろしく言っておいてね、、、じゃあ、おやすみ、、、」
そう告げると別荘へと向かい入って行った。
「大丈夫かな?」
心配そうにコユキが言う。
「そうだな、、、かなり酔ってたし、、、」
あんに酔ったヨシコを見たのは初めてだ、、、
気にはなるけど、後を追うわけにはいかない、、、
「ねえ、二人とも、踊ろうよ?!」
ミナミがいつの間にかやって来て、声をかけてくるというか、絡んできた。
「いや、、、俺たちはいいよ、、、」
「おいでよ、、、わたしが教えてあげる、、、ダイキと踊りたい、、、チークでもいいから、、、」
やっぱり、こいつ、、、酔ってるよ、、、
コユキが割って入る。
「チークって、、、わたし達、二人で楽しんでますから、、、気にしないでダンスに戻って下さい、、、ほら、彼氏さんが待ってますよ、、、」
危ない、危ない、、、わたしがいなかったら、、、
このオッパイ、、、ダイキに押し付けて、、、チークタイムなんてされでもしたら、、、
つづく
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