また大変な事件が起きた。
朝倉が死んだ、、、殺された、、、
犯人はジュリの父親だった。
病院を退院して三日後、一人部屋にいた朝倉を父親が訪れ、持っていた包丁でめった刺しにした。
犯行理由は夏休み前に娘のジュリの処女を奪い、それをネタに母親とも関係を持った。
そしてこともあろうか、二人とも関係を続け、売春までさせていた。
それを父親の知るところとなり、激怒したうえの犯行だった。
そのうえ、事件のショックでマリアは流産したらしい、、、
朝倉はまさにケダモノ以下の人間だった。
隠されていた裏の顔が次々と明らかになっていく、、、
そんな男にカラダをゆるし、快楽を貪っていた自分に嫌悪を覚える。
こんなケダモノの子供を宿してしまった自分に身の毛もよだつ、、、
もしもマリアが妊娠していなかったら、、、
自分だけが妊娠していたら、、、
そもそも関係を続けていたら、、、
怖い、、、
考えたくもない、、、
ダイキに、、、逢いたいよ、、、
そんな資格なんて無いのに、、、
つづく
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